2018年9月20日 (木)

残されるもの、失われゆくもの

今日は皆さん待望の 鶴田浩二 の話だ。
しかも任侠物、みんな大好き 博徒・博奕打ちシリーズ の時代の鶴田浩二だ。

 
 

いや、まぁ、待てまて!

 

奈良の話も出てくる。

まぁ、少し付き合ってくれてもよかろう。

 

鶴田浩二といえば昭和を代表する映画スターだ。
しかし、高倉健や勝新太郎、あるいは石原裕次郎や三船敏郎などに比べると、ある一定の年齢層以下にはどうも認知度が低いようにも思える。
たしかに彼らに比べると話題に派手さが欠けるかもしれない。

しかし、そういうところにもまたジワジワとハマっていく魅力があるのだ。
特に当時を知らない我々世代以下の層には。

 

まぁ、だいたいは任侠物で高倉健あたりが主役を張って、若山富三郎が対峙して、若い松方弘樹がやんちゃして…
みたいな定番の図式の中で、何か地味に異彩を放っている男に惹かれていくというのが始まりではないだろうか。

 
 

ドスの利いた声や、いかにも貫録のある声が飛び交う中で、ひときわ声の高い男がいる。

顔も何だか怖そうなのか情けない感じなのか、絶妙な曖昧さがあるのに何故か凄みを感じてしまう。

そして、そんな佇まいなのに高倉健より若山富三郎よりちょっと兄貴分な空気を醸しがちなのだ。

 

いつの間にかそんな 浩二 の魅力にハマっていくんだよな。

 

わかる、わかるよ。
みんなそうだもんね。

 

さらにその道を突き進むと、安藤昇あたりが妙に気になりだすのだろう。

あの人は元々が組長で、ホンマもんのやくざだからね。
何か妙なリアルさが出てしまうんだよな。

 

さて、そんな鶴田浩二の代表作に 『博徒』シリーズ というものがある。
まさに賭場を仕切るやくざのシマ争いが起こる中で仁義を通す男の物語なわけだが、これがまた男気溢れる浩二にゾッコン惚れてしまうわけだ。

 

そんな映画の中で、若かりし頃の里見浩太朗がお勤めを終えて出所するシーンがある。

 

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ん…??

 

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この建物… どこかで見たような…

 

いや、これは間違いなく……!

 
 

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旧奈良監獄 (元・奈良少年刑務所)
昨年9月に業務を停止し、現在は監獄ホテルとして再生計画中の歴史的建造物だ。

その奈良散策の記事はコチラにて

 

おぉ… 1960年代初期の映画でその姿を見れるとは…

 

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その当時の正門前の風景も見ることができる。
こんな感じだったんだなぁ… と60年前に想いを馳せることができるのだが、さほど大きく変わっていないことにも感動だ。

 
 

まぁ、ただこの話がしたかっただけなんだけどね。
古い映画を見ていて、ふいにそんな景色が現れると異様に興奮するよね。

 

そういったものが現存していることが何だか嬉しい。
先日このコラムに書いた大和郡山市の遊郭の遺構などもそう。

 
 

逆に現存していない、つまり失われたものなどは山のようにある。

 

そういえば、その大和郡山を散策した時のことだ。
ひと通り歩き回り、奈良へ帰るべくJR郡山駅まで戻ったときに、高校時代のことをふと思い出した。

 

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そういえば、この駅舎の少し先、あの赤っぽいマンションか何かのあたりに大きな蔵があったんだよな…

 

それは古いが立派な蔵で、当時は配送会社の荷物置き場になっていた。
そこで高校時代の一時期、バイトをしていたのだ。
正確に言うと、時々その蔵でも作業をする、といった感じだっただろうか。
ひとつ隣の駅ではあるが、来る用事もめったにないのですっかり忘れていた。

 

当時もそんな時代錯誤甚だしい建物内で作業をしているのは実に不思議な感覚だったと記憶しているが、今となっては本当に何だか夢だったような気がする。
天井の高い蔵に積み上がった荷物を、どうやって登っていたかは忘れたが、上まで取りに行ったりしていたのだ。

 

仕事はそれなりにはきつかったと思うが、思い出は実に幻想的で悪くない。
何だかタイムスリップして、異なる時代を少し旅をしていたような気さえしてしまう。

 
 

蔵というものには独特の暗さと匂いがある。
なんだろう… 古い寺のお堂の中のような安堵感や、日本人のDNAに訴えかけるような懐かしさのようなものを強く感じるのだ。
もう一度、あの蔵に入ってみたいな… なんて思ってしまうが、もうすでにこの世に存在していない。

 

いやはや… 残してもらえることの奇跡よ、価値よ、その素晴らしさよ。

 

そんなことを年を重ねるごとにより強く感じるようになってきた気がする。

 
 

さて、奇跡的に残され、且つ、我々にとって本当に “大切な場所” になっているものがある。

 
 

そう、あの “蔵” だ。

 
 

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我らが憩いの場所、雲州堂

そこでの珠玉のライブはもう 三日後

 

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柴草玲さん、ミーワムーラという敬愛する素晴らしき音楽家の方々と交わり合える奇跡の瞬間
“蔵” が醸し出す独特の空気の中、イオリの美味しい料理と共に、是非とも良質な音楽を味わいつくして下さい。

 

心よりお待ちしております。

 

■9月23日(日) 大阪 雲州堂
 柴草玲×NolenNiu-de-Ossi×ミーワムーラ
 『エデンのもうちょい東』 Season3

 開場18:00 開演19:00

   ※ デ・オッシの出演は一番手
 前売2500円 当日3000円 (1Drink別)
 出演:ミーワムーラ/柴草玲/
    NolenNiu-de-Ossi

 
ご予約はコチラ

 

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Eden3

柴草玲×ミーワムーラ×NolenNiu-de-Ossi
『エデンのもうちょい東』 Season3

 
■9月23日(日) 大阪 雲州堂
■9月28日(金) 東京 HEAVEN青山
■9月29日(土) 福島県いわき バロウズ

詳細・前売予約

・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・
 
 
■10月13日(土) 名古屋 Bar Strega
 ストレガ14周年記念スペシャルライブ!
 NolenNiu-de-Ossi×よしこストンペア
■10月27日(土) 山梨 Studio天空馬
 With/ Komes,ピヨピヨクラブ
■10月28日(日) 東京 中目黒 FJ's
 ノレンニゥー・デ・オッシ×ミチルンサトコ

 
 
Mahosp2018

■11月4日(日) 大阪 雲州堂
 NolenNiu-de-Ossiワンマン
 ~まほろば楽座Special~

 開場18:00 開演19:00
 終演21:30予定
 前売2500円 当日3000円(Drink等別途)

● まほろば楽座セルフカバーアルバム 限定枚数 販売予定!
● まほろば楽座時代の写真展示予定!

≫≫≫ 前売予約はコチラにて ≪≪≪

※手違いを防ぐためにコチラのフォームでのご予約をお願いします。

  残席少なくなって参りました。
満席になり次第、予約受付を終了します。
     どうぞお早めに!

 
Mayakashi1
 
『オカシナまやかしノ夜』
■11月10日(土) 岡山 MO:GLA
■11月11日(日) 広島 音cafe Luck


Hanahaku2018
 

■11月22日(木) 京都 Live Spot RAG
 花田えみ音楽博覧会2018
 ~Happy 12days live in RAG~

 

Bluenote201811

■11月23日(金祝) 奈良 ブルーノートならまち

 NolenNiu-de-Ossiワンマン
 開場15:00 開演16:00
 予約2000円(Drink等別)

 ご予約

 
Dingdong2018

昨年も大好評だったクリスマスムードあふれまくる、幸福な夜のワンマン。

■12月22日(土) 大阪 雲州堂
 NolenNiu-de-Ossiワンマン
 クリスマス・スペシャル
 『ディンドン・デ・オッシ』

 開場18:00 開演19:00
 終演21:30予定
 前売2500円 当日3000円(Drink等別)

 ご予約

 

その他、詳しくは Website にて

   

2018年9月17日 (月)

実にアツオシタ…

Emi Tem Happy DrawbarNolenNiu-de-Ossi
二度目のジョイントツアーが終わった。
春の 『ヨーヒエルヒー・カラノ=ハルノヒー』 に続き、今回は 『アツオスカ・イヤコラ=スズシオス』
タイトルが決まって、テーマソングを作るというパターンも定例化してきた。

 
 

昨年7月に15,16年ぶりに奇跡の再会をした、という経緯もあり
お互い何だか常に感慨深いものを感じつつ、ひとつひとつのライブを大事に噛み締めていた節がある。

この三日間も本当に毎日お互い刺激を与え合い、そしてもらい続けた日々だった。

正直個々で言えば良かった日も、そうかなわない日もあった。
悔いる場面もあった。
しかしそれも踏まえ、互いをカバーし、共にその日を素晴らしいイベントにしようという気概に溢れていたことは間違いないだろう。

たった三日間という間にも進化を計れる貴重な時間。
 

ひとつのチームとして過ごせたこの三日間はまた忘れ難いものになりそうだ。

 

とは言え、何が良いかと言うと、共にツアーに周っているけれど、それぞれの自由を尊重していることがこれまた良いんだろうな。 
(特にトーテムこと山田明義はすぐにどこかへいなくなる。)

 

そんな三日間をダイジェスト的に写真の羅列で振り返ってみよう。

 

まず初日はおなじみ、高松RUFFHOUSE

 

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最高な幕開けだった。
当然のようにその夜は深~いものになったのは言うまでもないだろう。

 

翌日はデ・オッシ御用達のおくどさんへエミテムの二人を連れていく。

 

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最近、マイ・ガラムマサラを持参するほどにカレーブームが訪れているというトーテムは…

 

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魚料理店でもカレー。

 
 

翌日は愛する 岡山MO:GLA

 

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オープニングゲストの三本ノックさんとも約一年ぶり。
そう、我々が奇跡の再会を果たしたそのイベントを主催されていたのがこの三本ノックさん。
この三組でMO:GLAで再会できたことこそが意義深い。

 

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打ち上げでは更に踏み入った深い話を。
本当にここMO:GLAに出会えて、MO:GLAファミリーに出会えて良かったと改めて思った。
もうそれこそが奇跡。
 
 
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来年はここで新たな挑戦をしたいと目論んでいる。
岡山の皆さん、どうぞよろしくね。
そして各地の皆さんもどうぞお楽しみに。
 
 
 

そして、最終日は大阪のサレガマにて。

デ・オッシは初出演のお店だが、これまでも各方面からよくお話は聞いていたし、エミテムの二人には所縁深き場所。
この 『アツオスカ・イヤコラ=スズシオス』 のタイトルなどはまさにここで生まれたのだ。

 

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サレガマに充満するあたたかいムード、そして各地からご来場いただいた皆さんのおかげで、最高に楽しいフィナーレを迎えることができました。

そして、エミテムの二人の音楽と人間性、そのすべてがあってあの夜が生まれたことは間違いない。
幸せを感じる素敵な夜。

 

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店主Gumboさんと。

そのお人柄がこの雰囲気を生んでいるんだろうな。
 
 
 

三日間、各地の方々も交えながら様々な深い話をし、お互いのステージに大きな刺激をもらい合いながらの日々。

アツオシタ。
とても、アツオシタ。

 

各地で出会えた皆さん、そしてエミテムのお二人
素晴らしい日々をありがとう。
ひとまず  - 完 -

 

エミテムとは次回、11月22日(木) 京都 Live Spot RAG での花田えみ音楽博覧会にて再会!
 ≫ ご予約・詳細はコチラ

 
 

それでは最後に、今回のテーマソングの歌詞をここに書き記しておきませう。
いつか、デ・オッシだけVer.もお披露目してみようかなぁ。

 
 

アツオスカ・イヤコラ=スズシオス
  作詞・作曲: 喜多 寧 (NolenNiu-de-Ossi)
 
 
ほんまに今年の夏は 暑い日ばかり続いて
えらい災難でしたな ってやっと言える日がきました
暑い日にアツイアツイと 言えばもっと暑くなるので
今こそ私はあなたに こう告げたいのです
 
あぁ あぁぁぁ アツオスカー と
そしたら あなたは こう返すんどす
 
イヤコラ スズシオス
イヤコラ スズシオス
グラシアス(Gracias) ありがとう
おおきに グラシアス(Gracias)
 
 
せやかて近頃ほんまに どこも異常気象でしょう
やから課長も部長も芭蕉も和尚も 多少は疲れてて
 
うちのだんさんもなんやえらい 気が立ってましてな
やっと涼しゅうなってきはった からこう言わしてもらいます
 
あぁ あぁぁぁ アツオスカー と
そしたら あなたは こう返すんどす
 
イヤコラ スズシオス
イヤコラ スズシオス
グラシアス(Gracias) ありがとう
おおきに グラシアス(Gracias)

 
 

さて、今週末はまた大阪
我らがホームと言うべき雲州堂にて新たなツアーのスタートです。

敬愛してやまないお二組との素晴らしき旅の幕開け。
この三組の融合をご存知の方はもちろん、味わってもらったことのない方は是非ともご賞味に来て下さいね。

 

・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・

Eden3

柴草玲×ミーワムーラ×NolenNiu-de-Ossi
『エデンのもうちょい東』 Season3

 
■9月23日(日) 大阪 雲州堂
■9月28日(金) 東京 HEAVEN青山
■9月29日(土) 福島県いわき バロウズ

詳細・前売予約

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■10月13日(土) 名古屋 Bar Strega
 ストレガ14周年記念スペシャルライブ!
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■10月27日(土) 山梨 Studio天空馬
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■10月28日(日) 東京 中目黒 FJ's
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■11月4日(日) 大阪 雲州堂
 NolenNiu-de-Ossiワンマン
 ~まほろば楽座Special~

 開場18:00 開演19:00
 終演21:30予定
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『オカシナまやかしノ夜』
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■11月22日(木) 京都 Live Spot RAG
 花田えみ音楽博覧会2018
 ~Happy 12days live in RAG~

 

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■11月23日(金祝) 奈良 ブルーノートならまち

 NolenNiu-de-Ossiワンマン
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昨年も大好評だったクリスマスムードあふれまくる、幸福な夜のワンマン。

■12月22日(土) 大阪 雲州堂
 NolenNiu-de-Ossiワンマン
 クリスマス・スペシャル
 『ディンドン・デ・オッシ』

 開場18:00 開演19:00
 終演21:30予定
 前売2500円 当日3000円(Drink等別)

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その他、詳しくは Website にて

   

2018年9月14日 (金)

北欧美人としばしの奈良散策

東大寺、二月堂、手向山八幡宮から若草山を経て、春日大社、そして奈良町へ。

 
 
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本当はそれにプラス、他のディープなところへも案内したかったし、本人も飛鳥に興味津々だったんだけど…
夜は他の予定があったし明日からツアーなので、ひとまず定番コースを味わってもらおう、と。

 

スウェーデンで有名なオペラハウスの舞台芸術などに携わっているカトリン。
建築様式などに造詣が深く、かなりの建築フェチ。
奈良の歴史的建造物を見て、そんなフェチズムを抑えきれない様子はもうそれはそれはキュートだし、何だかとても嬉しかった。
そして、様々な同じフェチズムを共有できていることも発覚。
短い時間だったけど、いろいろと興味深い話をできて嬉しかった。

 
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ひとつ、残念だったのは…

以前から手向山八幡宮の方もおっしゃっていたと思うけれど
遠足か修学旅行で来ている日本の小学生が海外からの旅行者を見つけると何人かのグループで走ってきて呼びとめにくるのだ。
そして英語で  「インタビューしていいですか?」  と。

それが、仮に本人たちの意志で  「海外から来た方と触れあいたい」  と思ってのことならまだ良いとは思う。

そうではなく、校外学習の一環で学校の指導の下、やっているのだ。
やらされている、と言って問題はないだろう。
聞くことは、おそらく本人たちが別に知りたいことでもないと思う。
日本の英語学習の例文によくある典型的な質問だ。

子供たちに罪はないし、カトリンも嫌な顔ひとつせずに笑顔で答えてあげていたけれど
これは本当に失礼だし、日本人として恥ずかしいことなので、こんな指導は本当にやめてほしい。

“英語を使いそうな海外の人” を選んで声をかけ、生の英会話を体験しよう、みたいなものだろう。
おそらく欧米人、つまりいわゆる “白人” と言われる方々に声をかけるということになるだろう。
その時点で、その指導は低俗で大きな過ちを孕んでいる。
そして、そんなものは英語教育にプラスになるとは到底思えないし、教育においては怠慢でしかない。
むしろ、そういうことをするのは何故良くないか、ということを教える方がよっぽど重要だ。

校区内のお店などに質問に行くのとはわけ違うのだ。
世界には様々な文化や思想がある。
マナーも考え方も価値観も違う。
日本に、奈良の神社仏閣に何か特別なものを求めて来ている方もいるかもしれない。

 

そして最後にはサインをして下さい、と旅のしおりのようなものに書かせるのだ。
日本人にとってサインは大した意味を持たないかもしれない。
しかし、多くの海外の人にとってはサインは自分自身の証明である。
(相手が著名人ならもちろん話は少し変わってくるが…)
日本人が、ここに印鑑をついて下さい、と言われたらどんな気分だろうか。

 

子供たちを責める理由はまったくないので、カトリンの様子を見ながら何とか黙って見守ったが…

本当に何とかならないのだろうか。
どこに言えばいいのだろう。
どうか、とても失礼で恥ずかしい行為だとわかってほしい。

 

…などということだけが残念で、彼女にも申し訳なかった。

それ以外は奈良のことやスウェーデンの話に花を咲かせながらの散策で本当に良い時間だった。

 

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若草山の麓で今にも眠りそうに、コクリコクリ… と首を揺らしている小鹿。
キュートの極み。

 
 
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最後は奈良町の 「はり新」 さんで庭園を眺めながら 「かみつみち弁当」
飛鳥時代に存在したという古代チーズ “蘇” や、吉野葛、大和野菜などを使った松花堂弁当。

 
 
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自分はビール。カトリンは日本酒。

 
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Thank you for the fantastic time, Katrin!
Come to Nara again soon!

 
 

さぁ、明日からはエミテムとのツアー 『アツオスカ・イヤコラ=スズシオス』 です!
最高に楽しい夜を繰り広げますよ。
どうぞお楽しみに!
 

・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・
 

Atsuosuka

エミテム&デ・オッシの!
『アツオスカ・イヤコラ=スズシオス』
 

■9月14日(金) 高松 RUFFHOUSE
■9月15日(土) 岡山 MO:GLA
■9月16日(日) 大阪大正 サレガマ ~満席となりました~

詳細・前売予約

 

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2018年9月11日 (火)

大和郡山探訪~城下町と遊郭に興奮する町歩き 【後編】

さて、昨日の続きと参ろうぞ。

奈良市のお隣、大和郡山市を眼下に望む郡山城をあとにし、向かったのはその城下町。
観光資源としての立派な城が残っているわけでもないので何か賑やかなものが現存するわけではない。

 

だが、それがいい。

 

町歩きの大いなる希望と可能性を秘めているということだ。

隠されれば隠されるほどに、失われていれば失われているほどに…

 
 
 

すごく興奮してきた。

 
 
 

城跡との境界線にもなっている先述の踏切を越え、町に出るとまず市役所が見える。
その正面あたりから南へ柳町商店街という筋が四丁に渡り続いている。

かつては長らく賑わい繁栄した通りであることは想像に難くないが、今は良い感じで寂れている。

 

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その入り口の角にあるのが本家菊屋
歴史の重みを感じる佇まい。

奈良では昔から有名で、自分が子供の頃からちょいと大事なご贈答には菊屋さん、だった。
市内各地の古い商店街にもいくつか店舗があったので馴染み深さがある。

店祖である菊屋治兵衛が豊臣秀吉の弟、秀長に連れられ大和の国に来たのが1585年。
秀吉公をもてなすお茶会に何か珍果を作るように命ぜられ献上したのが、粒餡を餅で包みきな粉をまぶしたひとくちサイズの餅菓子。
それを秀吉公がたいそう気に入り「鶯餅」と御銘を賜り、いつの頃からか城之口餅 (しろのくちもち) として有名になった。
店が郡山城の大門を出て町人街の一軒目に位置することから “城の入り口で売っている餅” → “城之口餅” となったそうな。

たしかに美味いので機会があれば是非。

 

商店街は寂れてはいるが、呉服店などが多く、当時の華やかさは伺える。

 

そして、あちらこちらに城下町の風情はさりげなくもしっかりと漂っている。

 

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このあたりは紺屋町といい、藍染を職業とした人が集まった職人町。

 

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この水路は紺屋川と呼ばれ、昔はここで染めあげた布や糸をさらしていたそう。

今でも金魚や亀が放流されている。

 

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そして、その中心となるのがここ 箱本館 「紺屋」

箱本 (はこもと) とは郡山町中の自治組織。
主な任務は治安維持、消火、伝馬(公用のための馬を提供すること)。
その代わりに土地に対する税金を免除されていたらしい。

そんな江戸時代から続いた藍染め商の町家を藍と金魚を楽しめる空間に再生したのがこちら。

箱本館 「紺屋」 Website

ちなみに藍染体験は電話予約制。

 

さて、少し戻って…

500mほどある柳町商店街を三丁目、四丁目と突っ切ると、良い感じの辻が見えてくる。

 

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来た道を振り返るとこんな感じ。

 

Img_8906

左に見えたのは郡山八幡宮
由緒は東大寺建立の時代に遡るが、豊臣秀長が築城の際にこの地に遷宮し郡山城累代の産土神とした、とのことだ。

 

さて、商店街を突き抜けた先の辻というのは…

 

Img_8909

 

おぉぉおぉぉぉぉ。
 
興奮するなぁ。

 
 

まず左手のこちら。

 

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『大門湯』

その名前からして、城下町の花街の風情を感じる。
露店風呂がとても良いとの噂だ。

 

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そして正面に見えた立派な町家は…

 

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旅館 『花内屋』

ここはちょうど洞泉寺町と東岡町という遊郭、旧赤線地帯に挟まれた場所にあるので、そういった宿かと思ってしまうが、
その造りから見てもどうやら普通の旅館、つまり旅籠 (はたご) だったようだ。

 

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虫籠窓も素晴らしい。

 

さて、この辻から左方面へ少し戻ったあたりが洞泉寺遊郭
右奥へ進めば東岡遊郭だ。

 

まずは洞泉寺町の遊郭界隈へ行ってみよう。

 

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当時の風情を偲ばせるものがある。

 

そして、非常にわかりにくい細い辻を曲がると…

 

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まるで “密かに隠されているような” 角に一件の立派なお屋敷が見えてくる。

 

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登録有形文化財 「旧川本家住宅」
大正11年から13年に建てられた、当時では珍しい木造三階建の町家建築。

元々は遊郭として一世を風靡したが、赤線が廃止された昭和33年に廃業。
その後は下宿となっていたという。

 

近年はHANARARTという町家の芸術祭などで使われていたのは目にしていたのだが…

 

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今年の1月10日から 「町家物語館」 として生まれ変わり、一般公開を開始していたのだ。

 

上流花街の格式高い遊郭の中を見れるなんて!

 
 

興奮。

 
 

もちろん、すべてを見せてもらえることはないだろうが、一階部分だけでも見れるなら嬉しい…

 

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と思って、入ったら…

ヱェーーっ!? 三階までほとんど全域見せてもらえるの!?

 

Img_8870

 

すごい…

 

Img_8871

 

すごい、すごい…

 

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すごいーーーーーッッ!!

 

Img_8872

 

しかも、また俺一人やん!!

 

Img_8869

 

遊郭、一人占め!

 

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大階段!!

 
 

と、複雑で重厚な構造の内部に興奮し、当時の様子を妄想しながら悦楽の境地に浸っていたら…

職員さんに声をかけられた。

 

いや、誰もおらへんと思ったら靴があったんで…

と三階まで探しに来て下さったらしい。

 

自分も三階に来たあたりで薄々気がついてはいたのだが…

 
 

どうやら冒頭から順路を間違え、受付あたりをすっ飛ばしていたようだ。

 

入場は無料だし、全然問題ないですが、せっかくなら解説しながら案内しましたのに、ということだったので
逆に三階から一階までを解説していただきながら降りることに。

 

これがまた丁寧で詳しく、興味深い話ばかりで、本当にありがたい案内だった。

 

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遊女の部屋は東側を中心に三畳か+α程度の広さのものが並んでいる。
そこで仕事も、それ以外の時間の生活もしていたようだ。

 

Img_8877

表からも見えたように、一階から三階まで窓には格子がはめられているわけだが、各階の格子の幅は異なっている。

 

Img_8882

当時、実際に使われていた箪笥。
遊女の茶碗などをしまっておくものだったようで、名前が書かれている。

 
 

一気にリアルさが増す…

 

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一階では当時から使われていた便所や風呂、洗面台なども見れる。

便所と言えば、大正時代であるにもかかわらず、客をわざわざ一階まで行かせることのないよう、三階の奥にも男便所が作られている。
すごい…

 

Img_8878_2

先ほどの大階段はその三階と二階をつなぐ階段。
格式の高い人だけ、ここから上へ遊女を連れて上がったのでは、とのことだ。

 

当時の家主の住居スペースのみ立ち入ることはできなかったが、そこへ向かう別ルートの構造などとてもおもしろかった。

家屋の中心部は広い宴会座敷のようなものが各階にある。
一階部分は特に家主が客を招くときなどに使ったようで、中庭と外庭を見渡せる十二畳ほどの座敷があった。

解説していただいてよくわかったが、窓・柱・梁・サン・サッシに至るまで細部に相当なこだわりと贅を尽くしたものが施されている。

 

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雪見窓も横に開く仕組み。

ちなみにこの中庭部分は吹き抜けになっていて上階でも味わうことができる。

 
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旧川本家住宅 = 町家物語館

 

もう、絶対に行った方がいい。

遊郭好き、町家好き、歴史的建造物好き、五社英雄好きはもちろん絶対に行くべきだが
そうでない方も興味深く堪能することができると思う。

 

脳内BGMはもちろん、NolenNiu-de-Ossi の 『陽が落ちたら』 ね。

 
 

何なら大和郡山はここだけでも来る価値があると思う。
 
(いや、ついでに城も町も楽しんでね。)

「町家物語館」 Website

 
 

Img_8886

ちなみにこの豪壮な三階建て住居は左右を寺に挟まれている。

 

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向かって左は大信寺。

 

Img_8883

 

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そこからは遊郭の南側の窓がハートマークであることを確認できる。

 

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そして、右側は浄慶寺。

 

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東側の遊女の部屋が暗かった理由もよくわかる。

 

ここ大和郡山も当然ながら神社仏閣は山のように存在する。
100mと歩かないうちに2,3のペースで見つけられるだろう。
町家物語館を中心とする300m四方だけでも10以上ある。

 

この洞泉寺町はその名の通り洞泉寺があり、そしてこの界隈で深い信仰を集めてきたであろうお稲荷さんがある。

 

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源九郎稲荷神社。
源義経を助けたといわれる源九郎狐伝説で知られるお稲荷さん。
かつては、伏見稲荷、豊川稲荷とならび、日本三大稲荷のひとつとされていたそうな。

 

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決して境内も広くはないが、どこかしら由緒正しき重厚な何かを感じる場所である。
市川猿之助さんの快気のお礼らしき何かが書かれていた。

 

四月には白狐面をつけた子供行列が練り歩く春季大祭があるらしい。

 

あ、そうそう、さきほどの遊郭ではひな祭りの時期にあの大階段をフルに使ったひな壇が作られ、遊女の各部屋にもひな壇が飾られるらしいよ。
これは見逃せないでしょう。
川の向こうからひな壇が流れてくるインパクトには負けるけど、結構な見応えだと思う。

 

日本さくら名所100選にも選ばれている郡山城の「お城祭り」もあるし、春の大和郡山はなかなかアツい。

 
 
 

さて

 
 

ひとつの遊郭の界隈だけでこれだけのボリュームになってしまったが、どうする?

 
 

続きはまた明日、とするか。

 
 
 

いや、もう一気にいくんだな、これが。

 
 

洞泉寺遊郭より少しだけ規模が大きかったという東岡遊郭

洞泉寺からお隣の北大工町と南大工町を越えた斜向かいの区画にある。
距離でいえば2~300m、歩いて10分もすれば中心地らしき界隈に辿り着ける。

 

今は住宅地となっているが、一歩中に踏みこんでみると…

 
 

Img_8912

 

明らかにかつての遊郭だろう。

 

Img_8914

 

こちらは解体工事が始まっていた。

もちろん倒壊の恐れなどがあれば放置しておくわけにはいかないだろうけれど…
この先にまた新たに生まれるわけではない、過去の貴重な建築物を何とか残しておくことはできないのだろうか…

もちろんそういった取り組みはされていて、さきほどの 「町家物語館」 として生まれ変わった 「旧川本家住宅」 は実は郡山市が買収して、現代の耐震技術を屈指して補修し、一般公開できるようにしたとのことだ。
それはもう市の英断だったと思う。

 

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こちらも放置されて長い年月が経っているようだ。
とても立派な建物なのだが…

 

Img_8917

そんな中で、こちらの少しモダンな三階建ては、おそらく元遊郭ではあると思うが、近年に改築したのだろうか。
それでも正面はとても重厚で見事な面構えをしている。

 

Img_8918

しかも、貸家!!

 

借りたい!

誰か!?

 
 

などと…
もうあとどれくらいの時間が残されているかは分からない、かつての遊郭の遺構がいくつも点在していた。

 

どれくらいの賑わいだったのだろう。
どんな華やかさだったのだろう。

 

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こちらの料理店も当時は相当繁盛したんだろうな、なんて妄想をする。

 

Img_8922

時代と共にスタイルも変わっていったことが伺える。

 

Img_8915

100m四方ほどのこの小さな区画を一歩はみ出せば、今でもこんな風景だ。

 
 

当時、ネオンの明かりが届くか届かないかのあたりで、月明かりに照らされた人々はどう思っていたのだろう。

 

この賑わいは永遠に続くものだと思っていたのではないだろうか。

 
 

今、賑わいに満ちた都会の町。
都会ではなくても華やかな場所はいくらでもある。

渋谷や新宿、梅田や心斎橋。

 

丸亀町や今池、千歳町やひろめ市場界隈でもいい。

 
 

「昔はここにも店がいっぱいあって、たくさんの人が買い物や呑みに来てたんやで。」

なんて言う時代が来ることが決してない、なんてことはないんだ。

 
 

永遠に続くような錯覚をしてしまう物事は多い。

永遠なんてないんだ。

 

生命も、存在も、関係性も。

 

だからこそ愛おしい。
だからこそ、気付けたなら大切にしたい。

 
 

こういった、忘れ去られたような過去の遺産を自分で探し当てたくなるのは、そういうことかもしれない。

 

感じるものの質が、深さが違うんだ。

 
 

永遠ではないからこそ、愛おしく想い、しっかりと育みあえることを望む。

 

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2018年9月10日 (月)

大和郡山探訪~城下町と遊郭に興奮する町歩き 【前編】

以前にも 夕焼け探しの件 で書いたが、趣味は何かと聞かれたら、返答するのはなかなか難しい。
しかし、「町歩き」 はいつも自分を凄まじく興奮させるひとつであり、それは 「趣味」 と明言しても差し支えないだろう。

 
 

ここしばらくは、三味線を弾いてるかギターを弾いてるか寝てるか呑んでるか、という些か閉塞した日々が続いていたからだろうか。
「ただただ町を歩きたい」 という衝動が突然押し寄せてきた。
たしかに今日は特に決められた予定はない。
だが、仕上げなければいけない曲や仕込みたい曲は山のようにある。
しかし、近隣なら問題はなかろう。

 

というわけで、ギターを置いて町に出ることにした。

 

久々に歩きたかった界隈がある。

 

奈良市のお隣にある大和郡山市だ。

 

市を跨ぐとは言ってもすぐ近くだ。
JR郡山駅はJR奈良駅から一駅。
(5.5kmほどあるので都会の一駅の距離とは異なるが…)
学生時代はチャリでの行動範囲だった。

 

大和郡山市は一般的な視点での「観光」を目的とするにはさほど目を引くものはないかもしれない。
もちろん、飛鳥時代から奈良時代にかけての歴史遺産は枚挙にいとまがない程に点在している。
たとえば、『古事記』編纂の中心人物として有名な稗田阿礼ゆかりの地として、その稗田の環濠集落などは町歩き好きにはたまらない景観である。
しかし、わざわざ遠方から一般観光客が期待し押し寄せるに足り得る豪華な施設などがあるわけではない。
むしろ、何もない。
住民以外はそう通ることはないただの小さな川べりだ。

しかし、自分が思う町歩きの醍醐味 “特に何もない生活空間にこんなすごい歴史遺産がさりげなく存在している” という面においては最上級の興奮を与えてくれる場所なのだ。

 
 

すごく興奮してきた。

 
 
 

さて…

そんなさりげなく歴史の深い町、大和郡山で観光資源として最も目をひくのは、やはり郡山城だろうか。

 

奈良時代はこの地は薬園だったらしいが、大阪や京都へも近いこともあり次第に軍事や政治の要衝となったようだ。
戦国時代になると明智光秀や藤堂高虎らが平山城の建設に携わり、最終的に織田信長の庇護を受け大和支配を成した筒井順慶が城を築き、この地に繁栄をもたらしたというのが大筋だろうか。
豊臣の時代には秀吉の弟である秀長が筒井家の後を引き継ぎ、この町を更に発展させることになる。
(以前に奈良のきたまちエリアの町歩きで少し書いた多聞城の松永久秀と、筒井順慶・織田信長の関わりあいの逸話はかなり興味深いので、いずれまた是非ここでも語りたいと思っている。)

 
 

というわけで、神社仏閣に比べると城などのイメージはあまりないであろう奈良県下において、最も城下町としての色合いを残しているのがここ大和郡山なのだ。
(あぁ、そのあたりからも多聞城の話をしたい… しかし長くなる… いや、待て既にかなり長くなってきてるぞ…)

 

そしてやはりそういう町には必ずかつて華々しかった歓楽街の遺構が存在する。

 
 

奈良には三大遊郭と呼ばれる場所がある。

ひとつは以前にも紹介した奈良町界隈にある 「木辻遊郭」⇒ 『日本最古の遊郭と出来たてのビールを満喫する

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そして、ここ大和郡山にある 「洞泉寺遊郭」「東岡遊郭」

そう、この界隈だけで三大遊郭のうちのふたつを占めるという一大花街だったのだ。

 

洞泉寺遊郭の方は一応中心地近くにあるので辺りを通ったことは幾度かはあるが、東岡遊郭は実は散策したことがなかった。
どうやら歓楽街の規模としては東岡遊郭の方が少し大きかったらしい。

 

さらに、洞泉寺遊郭の貴重な建物が今年から一般公開されていたという衝撃の事実を最近知り、それが俺を突き動かす大きな要因となっていたのだ。

 
 

というわけで、いざかつての歓楽街へ!

 
 

の、前に

 

久々に郡山城にも寄ってみた。

 

郡山城の入り口までは、近鉄郡山駅からなら徒歩7,8分、JR郡山駅からなら15分といったところだろうか。

 

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近鉄線の踏切を越えるともうそこは城内。

 

とはいえ、郡山城は内堀、中堀、外堀という三重の堀に囲まれた惣堀の構えを持ち、この中に城郭の中心部や武家地、城下町が配置されていた。
つまり公園化されている現存の郡山城跡は内堀界隈のみの中心部、ということになる。

 

Img_8806

ゆるやかな坂を少し登ると道が二手に別れる。

 

Img_8806_2

左の方がメインストリートのように思えるが、ここは右の細い道を進んでみよう。

 

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左手側には堀が続いている。

 

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100mほど歩くと追手向櫓が見えてきて、何やら城内にいるらしき雰囲気が増してくる。

 

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突き当りの右手奥には追手東隅櫓が見え、手前には AUM Sweet AUM という古民家のインド料理店がある。
20歳くらいの頃には何度か行ったのだが、広く開放的な古民家でインド料理をいただいていると御主人が庭で演奏してくれたり、とても素敵なお店だった。
もう時間も空間も超越するような不思議なのどかさは心に沁みるものがある。
また改めて行かねば。

 

その突き当りを左に折れると…

 

Img_8813

さきほど見えていた追手向櫓追手門が現れる。

 

Img_8814

追手門をくぐり中に入ってみよう。
入城料なども必要ない。

 

Img_8815

少し先には天守跡が見える。

何年か前までは本当にただの石垣が積まれただけの荒れた天守跡だったのだが、崩落の恐れがあったために石垣の修復と整備を4年をかけて実施し、昨年春に天守台展望施設として完成した。

 

Img_8848

ちなみに元々はこんな感じ。
長い歴史の中で自然に風化したこの有様も好きだったのだが…

 

さて、天守跡は後ほど登るとして、先に見たかったのはコチラ。

 

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城址会館

旧奈良県立図書館である。

 

Img_8819

明治41年に奈良県最初の県立図書館として奈良公園内に建てられ、昭和43年に郡山城内に移築。
木造二階建、入母屋造、千鳥破風付きの主棟と、その両側に平屋建、切妻造の翼部を配した左右対称の構成をとった近代和風建築。

この文言はどこかでも見たことがある。
そう、春日大社参道脇に存在感たっぷりに佇む仏教美術資料研究センター(旧奈良県物産陳列所)に近しいものがある。
ここが土日のみ16時まで一階ホールを見学できるということで、先々の予定を見るにもう土日の昼間に行ける日はなかなかないな… と作業を途中で止めて駆けつけたのだ。
城内は何度か訪れたことはあるが、中には入ったことがない。

 

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16時まではあと30分ほどあったのだが、既に電気も消され、何やら窓を閉める音などがしている。
早じまいか……

たしかに桜の季節のお城祭りのとき以外はあまり観光客が来る場所でもない。
日曜だけど、あいにくの曇り空で、もう夕方近くだ。
そういえば、まだ自分以外に人を見ていない。

 

一応、声をかけてみようと思ったら、管理人さんらしき方が来て下さった。

もう片付けているなら遠慮しようとは思っていったのだが、一階くらいなら見ていっていいですよ、と電気をつけてくれた。
特にもう見るものはないけどね、と部屋の端に飾られた解説パネルと模型を差して、何か申し訳なさそうに言われていたのだが…

自分にとっては “何か” を見たいわけじゃなく、その空気や匂いを感じて時代を越えてみたいだけなのだ。
それだけでもう十分。

 

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当時を偲ばせるこういった扉などを見れるだけでも興奮する。

 

知らなかったのだが、現在は不登校児などの学校として平日は使用されており、それで土日だけ見学できることになっているらしい。
本当に古い古い建物で便利な設備があるわけではないが、現代においてこんな貴重な建造物で何かを感じながら学べるというのは、かえって素晴らしい思い出をすべての知覚を通して残せるのではないだろうか。

そういった子供たちが将来、不登校からここに来ることになったことはむしろラッキーなことだった、と思えると良いな。
 

そんなことを思いながら、長い歴史が培った匂いを嗅いでいた。

 

その後、天守の話なども少し聞かせていただいて、早速その展望台へ向かう。

 

Img_8825

途中、少し雨が降ってきていたが、まったく風情を損なうことはない。
むしろ、とてもマッチしている。

 

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城内にある柳沢文庫

1724年に柳沢吉里が19代城主となりそれ以降は柳沢家が郡山城を治めることになるのだが、昭和に入り郷土の子弟教育のさらなる発展を願う有志と柳澤保承の発意によって地方史誌専門図書館として開設された。
柳澤家歴代藩主の書画や和歌、俳句などの作品古文書、奈良県内および柳澤家関連地域の自治体史・歴史・文学系を中心とした一般書を所蔵し一般公開されている。

 

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そして堀を渡り、小さな門をくぐると…

 

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柳澤神社があり、その裏手に周ると

 

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天守台が見えてくる。

おぉ… たしかに荒れ地だったのが綺麗に整備されている。

 

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崩落の危険があった石垣も修復したようだ。

 

よーーし、誰もいない天守跡から奈良を一人占めだ!

 
 
 

ゲリラ豪雨。

 
 
 

Img_8841

一人占めどころではない。

 

しかし、一人占めしてやる。

 
 

Img_8846

写真ではわからないが、ここからは郡山はおろか奈良市も一望できる。
少し北には薬師寺の塔が見える。

 

それより、すぐ手前の北側の堀沿いのS字の道の方が思い出深い。

 

車の免許を取ってまだ間もない10代の末の頃に横転事故を起こして車をオシャカにした所だ。

 
 

生きてて良かった。

 
 

そんな物思いに耽ったりもしていたのだが、どうにもこうにも雨が凄まじすぎる。

無念だが… と天守台を下りた瞬間に小康状態に。

 

何だよ何だよ、作業を途中で放棄してきたからお叱りを受けたのか??
どちらさん? 筒井さん? 豊臣さん? 本多さん? 柳沢さん?

 
 

それはさておき、この天守台の石垣には興味深いものがある。
興味深いというと些か不謹慎な気もしてしまうが…

 

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さかさ地蔵

 

見えるだろうか?

 

お地蔵さんが逆さに突っ込まれて石垣のひとつとして使用されているのだ。

 

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戦国の世、石材不足のために羅城門跡から運ばれた礎石や、信仰の対象である石地蔵さんまでもが転用石として使用された。
そしてこうして、石垣に組み込まれたまま城下の人々により祀られてきたらしい。

荒れていた頃はさりげなく生活の中に根付いている感じがしてよりインパクトが強かったが、こうして整備して紹介されているのも悪くはない。

 

1580年頃の筒井順慶の時代には望楼型三重の天守が
豊臣秀保の時代には高さ約15~20m、五重六階または五重五階の見事な二代目天守が築かれていたらしい。

天守はさかさ地蔵の祟りや大和大地震で倒壊したという俗説が残っているようだが、実は筒井時代のものは伊賀上野城に移築、豊臣時代のものは二条城、更に淀城へ移築された話が事実としてわかった。

 
 

さて

 
 

奈良三大遊郭のふたつを紹介したいがために書き始めた今回の大和郡山探訪であるが…

郡山城だけでかなり長くなってしまった。

 

城下町から二つの遊郭を巡る町歩きの続きは、明日以降にさせていただこうと思います。

 
 

ちなみに、ここ大和郡山にはNolenNiu-de-Ossiとしての縁ももちろん様々ある。

 

1stアルバム『くぎ』 のピアノはこの城のすぐ近くのスタジオで録った。

 

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近鉄郡山駅前の商店街にある老舗の薬局 『ムラオ全快堂』さん。

 

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2ndアルバム 『日常の中の非日常』 リリースツアー時のポスターやフライヤーの写真はここで撮影させてもらった。

 

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その隣にある aran cafe でライブをしたのは… えっ、もう5年も前のことなのか…

 
 

そんな、NolenNiu-de-Ossiは 本日で9周年。

 

2009年9月10日 『座興』 at umeda AKASO (現名称 TRAD)

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9年前のこの日がNolenNiu-de-Ossiの公式デビューライブでした。

あれから早くも9年。 数々の出会いがありました。
応援いただいている皆さんに改めて深い感謝を。

 

Photodeossi_2

 

本当にありがとうございます。

 

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2018年9月 9日 (日)

もはや嫉妬するのもおこがましい

さて、数日後にはエミテムとの楽しくなること必至のツアー 『アツオスカ・イヤコラ=スズシオス』 が始まります。
一週間後はもう大阪にて千秋楽。
 
 
さらにその一週間後は “我がホーム” と言うべき 雲州堂
    この素晴らしい二組をお迎えして
        とうとう 『エデンのもうちょい東』 を!
 
 
Kansha2
 
柴草玲×ミーワムーラ×NolenNiu-de-Ossi
  
『エデンのもうちょい東』 Season3
 
■9月23日(日) 大阪 雲州堂
 開場18:00 開演19:00
 前売2500円 当日3000円(Drink代別)
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もうとにかく、その 【深く豊かな音楽性】 を味わっていただきたい。
 
 
もはや嫉妬するのもおこがましい、敬愛してやまないお二組の音楽性。
そして、そこはかとなく滲み出る無二の美しさ。
 
 
東京にて二度開催したこのシリーズ。
 
  ここではないどこかを探して
 
今回はそれぞれに所縁の深い “大阪・東京・福島” 三都市を巡ります。
 
 
 
 ━━━━ 出演者 ━━━━
 
 
柴草玲 (しばくされい)
 
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ミュージシャン
作詞作曲、歌、鍵盤演奏。
1992年、女性だけによるサルサバンド「チカブーン」にキーボーディストとして参加。
1995年脱退後、しばらくはさまざまなシンガーのツアーサポートや楽曲提供などを生業としていたが、1999年頃突然歌い出し、今に至る。
無類の映画好きであり、2014年、山田洋次監督映画『小さいおうち』の演奏会シーンにピアニスト役で出演した時は、「気絶しそうに嬉しかった」と語る。
こども番組への提供曲も多数。自身の作詞作曲編曲歌唱による「ヒナのうた」は、NHK『みんなのうた』にて度々再放送されている。
Website
 
 
ミーワムーラ
 
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菅原ミワ(うた,ギター)と、村重光敏(ギター,うた)の福島県いわき市出身・在住デュオ。
2006年 ミワがボーカルとして参加していたバンドに村重がギターで加わる。2009年 脱退。
2010年からmiwamuraを名乗り二人で活動を始め、自主制作ライブ音源盤「umibe no asia to」を発表する。
2011年 ミーワムーラに改名し活動が加速していく。
2013年 club SONIC iwakiのDynarecレーベルより「ここにいる ここにある」を発表。
2015年 ミーワムーラたこのまくらレーベルより「道」を発表する。
2016年 『橋の下世界音楽祭』,『FUJI ROCK FESTIVAL』に出演し、11月23日 音宿ごりら屋よりフルアルバム「小さな歩み」を発表している。
Website
 
 
NolenNiu-de-Ossi (ノレンニゥー・デ・オッシ)
 
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喜多 寧 (歌,ガットギター,三味線)
とる子 (ピアノ,アコーディオン,歌)
 
変幻自在のからくり音楽
古都奈良を制作拠点とし、全国各地でライブを行う。
海外へも進出。
2009年の結成以来、全国各地でライブを行う。
2010年初NYツアー以降、Make Music NYなどのフェスにも出演、2012年には東部から中西部まで7都市10公演のU.S.Aツアーを成功させる。
和洋楽器を用い国境を越えた音楽性を内包。
Website
 
 
 
 
8月末のワンマンが延期になり、雲州堂でのライブが三ヶ月以上も空いてしまったことで恋しくなっている(笑)。
 
 
そして、はじまりの場所 東京HEAVEN青山
さらに、デ・オッシはお初の福島県いわき市へ!
 
 
 

Eden3

柴草玲×ミーワムーラ×NolenNiu-de-Ossi
『エデンのもうちょい東』 Season3

 
■9月23日(日) 大阪 雲州堂
■9月28日(金) 東京 HEAVEN青山
■9月29日(土) 福島県いわき バロウズ

詳細・前売予約
 

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その前に…
今週からはコチラ!
 
 
Atsuosuka

 
エミテム&デ・オッシの!
『アツオスカ・イヤコラ=スズシオス』
 

■9月14日(金) 高松 RUFFHOUSE
■9月15日(土) 岡山 MO:GLA
■9月16日(日) 大阪大正 サレガマ ~満席となりました~

詳細・前売予約
 

・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・
 
 
■10月13日(土) 名古屋 Bar Strega
 ストレガ14周年記念スペシャルライブ!
 NolenNiu-de-Ossi×よしこストンペア
■10月27日(土) 山梨 Studio天空馬
 With/ Komes,ピヨピヨクラブ
■10月28日(日) 東京 中目黒 FJ's
 ノレンニゥー・デ・オッシ×ミチルンサトコ

 
 
Mahosp2018

■11月4日(日) 大阪 雲州堂
 NolenNiu-de-Ossiワンマン
 ~まほろば楽座Special~

 開場18:00 開演19:00
 終演21:30予定
 前売2500円 当日3000円(Drink等別途)

● まほろば楽座セルフカバーアルバム 限定枚数 販売予定!
● まほろば楽座時代の写真展示予定!

≫≫≫ 前売予約はコチラにて ≪≪≪

※手違いを防ぐためにコチラのフォームでのご予約をお願いします。

  残席少なくなって参りました。
満席になり次第、予約受付を終了します。
     どうぞお早めに!

 
Hanahaku2018
 

■11月22日(木) 京都 Live Spot RAG
 花田えみ音楽博覧会2018
 ~Happy 12days live in RAG~

 

Bluenote201811

■11月23日(金祝) 奈良 ブルーノートならまち

 NolenNiu-de-Ossiワンマン
 開場15:00 開演16:00
 予約2000円(Drink等別)

 ご予約

 
Dingdong2018

昨年も大好評だったクリスマスムードあふれまくる、幸福な夜のワンマン。

■12月22日(土) 大阪 雲州堂
 NolenNiu-de-Ossiワンマン
 クリスマス・スペシャル
 『ディンドン・デ・オッシ』

 開場18:00 開演19:00
 終演21:30予定
 前売2500円 当日3000円(Drink等別)

 ご予約

 

その他、詳しくは Website にて

   

2018年9月 5日 (水)

美しく美味しい展示会のご案内

エミテムとデ・オッシのツアー 『アツオスカ・イヤコラ=スズシオス』 まであと9日となりました。
その初日、9月14日(金)はおなじみの高松RUFFHOUSEですが、ちょうどその日は素敵な展示会が高松であるので是非紹介させて下さい。

 

『オビクミの瀬戸内 美味しい旅展』

 
 
Obika
 
 

香川のイラストレーターオビカカズミさんと四国の美味しい物を集める 「まなべ商店」 眞鍋久美さんのおふたりがまだ知らない瀬戸内の魅了を探してふたり旅を決行、瀬戸内に広がる美味しい風景と美味しい物を見つけてきました。
オビカさんの描く瀬戸内の風景と美味しい物たち、眞鍋さんがセレクトする絶対に食べて欲しい瀬戸の物・・・ふたりのおメガネに叶った美味しい展示が広がります。

 

そう、NolenNiu-de-OssiのMV 『決めた』 でイラストを書いてくれたオビカカズミさんの作品をたくさん堪能することができます。
 


別ウィンドウで見る

 

オビカさんの作品はあたたかく優しく、ユニークで魅力的。
特に、瀬戸内の風景は知ってるはずだけど遠い記憶にあるような場所に誘われるような感覚があります。
その中に住める、その中で旅をできる絵。
是非、実際に味わいに行ってみて下さい。

「まなべ商店」 眞鍋さんの厳選した美味しいものも魅惑的です。

 

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『オビクミの瀬戸内 美味しい旅展』

期間は 9月5日(水) ~ 9月24日(月)
13:00~18:00(火曜休館)
※9/8(土)のみ13:00~21:00

 

場所は北浜アリーのすぐ南側。
宇高国道フェリー乗り場から5分。高松駅から15分

デザインラボラトリー蒼
香川県高松市北浜町5-5 大運組ビル5F
[Website]
[Google Map]

 

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そして、14日(金)の夜は田町のRUFFHOUSEへ!

懐かしくて暖かなサウンドを奏でるアコースティックデュオ “Emi Tem Happy Drawbar (エミテムハッピードローバー)” と
国境を越えた変幻自在のからくり音楽ユニット “NolenNiu-de-Ossi (ノレンニゥー・デ・オッシ)” による
幸福になること間違いなし! の楽しいツーマンライブ。

NolenNiu-de-Ossiは年内最後の高松になると思います。
是非とも今年の集大成をじっくり味わいに来て下さい。

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Atsuosuka

エミテム&デ・オッシの!
『アツオスカ・イヤコラ=スズシオス』
 

■9月14日(金) 高松 RUFFHOUSE
■9月15日(土) 岡山 MO:GLA
■9月16日(日) 大阪大正 サレガマ ~満席となりました~

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Eden3

柴草玲×ミーワムーラ×NolenNiu-de-Ossi
『エデンのもうちょい東』 Season3

 
■9月23日(日) 大阪 雲州堂
■9月28日(金) 東京 HEAVEN青山
■9月29日(土) 福島県いわき バロウズ

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■10月13日(土) 名古屋 Bar Strega
 ストレガ14周年記念スペシャルライブ!
 NolenNiu-de-Ossi×よしこストンペア
■10月27日(土) 山梨 Studio天空馬
 With/ Komes,ピヨピヨクラブ
■10月28日(日) 東京 中目黒 FJ's
 ノレンニゥー・デ・オッシ×ミチルンサトコ

 
 
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■11月4日(日) 大阪 雲州堂
 NolenNiu-de-Ossiワンマン
 ~まほろば楽座Special~

 開場18:00 開演19:00
 終演21:30予定
 前売2500円 当日3000円(Drink等別途)

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■11月22日(木) 京都 Live Spot RAG
 花田えみ音楽博覧会2018
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■11月23日(金祝) 奈良 ブルーノートならまち

 NolenNiu-de-Ossiワンマン
 開場15:00 開演16:00
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昨年も大好評だったクリスマスムードあふれまくる、幸福な夜のワンマン。

■12月22日(土) 大阪 雲州堂
 NolenNiu-de-Ossiワンマン
 クリスマス・スペシャル
 『ディンドン・デ・オッシ』

 開場18:00 開演19:00
 終演21:30予定
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2018年9月 3日 (月)

“聲の形” を観て

『聲の形』 というアニメ映画を観た。
原作は大今良時による漫画。
詳しいことは何も知らない。
ただ、たまたまSNS等でそのタイトルを何度か見たことがあり、たまたま観れるタイミングがあっただけだった。
どういった内容かも全く知らなかったのだが、何となく聴覚障害者が登場するのではないかと推測していた。

 

そして、たしかにその通りだった。
正確に言うならば、聴覚障害者の少女を通して、一人の少年が自分というものの存在と向き合う物語、だろうか。
またその周辺の人々も向き合わざるを得なくなるというある種の青春群像作とも言えるかもしれない。

難癖をつけるとするならば、その中心人物となる聴覚障害者の少女があまりに可愛く描かれているので、他の意味合いで感情移入をせざるを得なくなるところだろうか。
それでも、ともすれば偽善的で単なるお涙頂戴の話になりそうな繊細なテーマを、できる限り丁寧に描こうとされていると感じた。
もちろん、映画作品としてドラマティックな展開も必要なわけだが、決して無理“すぎる”こともないところが良かった。

 
 

開始10分くらいで何故だか涙が溢れてきた。

 

まぁ、特に涙腺を緩ませるシーンでもなかっただろうし、むしろこれから厳しい展開になっていくであろう序章だったと思う。

 
 

さて、先ほどから “聴覚障害者” と書いているが、そう記すことでもしかしたら批判をされる方がいるかもしれない。
“障害者” という文字が、表現が、適切ではないという点だろうか。

 
 

それに関しては自分はまだ不勉強なので、何か大きな問題があったり、誰かが辛い思いをするなら、それを教えていただきたいと思っている。

 
 

このアニメ映画を見ながら、これまでの人生の忘れかけていた様々なシーンを思い出した。
ほんの些細なことだ。

 
 

小学生のときのことだ。

 

近所に住む、仲の良い友達と本当に些細なことで言い合いになった。
理由も思い出せないくらい下らないことだろう。
その後、特に大きな仲違いをした記憶もないから、おそらく大ごとにもならず翌日には解消していたのだと思う。

しかし、あの時のその友人の言葉をこうして今でも忘れられずに鮮明に覚えている。

 

元々はまったく関係のないことで言い争い始めたはずだが、最後に彼が言った一言で俺は完全に切れた。

 

細かい言い方は忘れてしまったが、彼が言いたかったのはこういうことだ。

 

目が見えない、耳が聞こえない、喋れない、そういった体が不自由な人の事を何と呼ぶ?
“障害者” と呼ぶんじゃないか?

と、こう問うてきたわけだ。

 

それに対して、自分がどういう言い方をしたかも当然もう忘れたが、気持ちとして覚えているのは

「あぁ、そう呼ぶさ、それの何がおかしい??」

というものだった。

 

それに対して彼の答えは、「 “人間” やん? 同じ人間やろ? 何でそう呼ぶねん?」

 

たしか、そういう感じのものだった。

 
 

もちろん、その友達も勢い余ったところもあるだろう。
ちょうど最近どこかでそういった類いの問題について知る機会があって、極めて短絡的な思想ができてしまっていたのだろう。

と、子供ながらにそう感じた記憶がある。

 

所詮、小学生の喧嘩である。
しかも、近所に住む友達で俺の事を知らないわけじゃない。

 

不思議なもので、子供でも切れると逆に冷静になってしまうものだ。
正直、その後自分がどう言い返したのか対応したのか覚えていないのだが、大層なことになった憶えはないので、おそらく飲み込んだんだと思う。

そいつのことは嫌いになったこともないし、勢いだったとも理解していた。
 
 
しかし、それについてお互い話し合うことがなかったのは、もしかしたら自分にとってとても辛いことだったのかもしれないな、と…
このアニメ映画の前半を見ながら思い返していた。

 

お前に何がわかるんだ、えらそうに!
とでも言ってやれれば良かったのだろうか。

 

いや、言ったかもしれない。
あるいは胸倉くらいは掴んだのかもしれない。

 

小学生の時のことだ。
もう覚えていはいないが、たぶんできないくらい悔しかったんだろう。
だから、今でも忘れられずに憶えているのだと思う。

 
 

何をそんなに過保護に守るんだ。
まるで触れてはいけないもののように。

 
 

耳が聞こえないって…
それはもちろんどれだけ大変なことか自分にはわからない。

どれだけ苦労があって、どれだけ辛い想いがあって
俺の知らないところで、見てないところで、馬鹿にされたり、酷いいじめを受けたり、そんなこともあるかもしれない。

でも、そんな特別な存在なのか!?

 

俺には実感としてわからなかったんだ。

 
 

あまりに普通で。
あまりに自然で。
あまりに身近な当たり前のことで。

 
 

重度の聴覚障害者としてやはりいじめられることなどはごくごく普通のことだったと知ったのは、自分がそれなりに大きくなってからのことだった。
それでも、守ってくれる良い先生や友達が少ないがいたことが良かった、と母親に聞かされた。

 
 

話したことがあるかどうかはわからないが、兄は重度の聴覚障害者だ。

 
 

年が離れていることもあって、俺が生まれたときから兄は耳がほとんど聞こえなかった。

 

それが何も不思議ではない、当たり前の家族の構図だった。
子供の頃に何も不憫に思ったこともなかったし、特にお互いに苦労することなども全くなかった。

 

違和感を覚える時といえば、親戚などが集まった際に、誰も兄の言うことがわからない様子を見た時だ。
そして、兄もうまく聞き取れない。
自分たち家族には手話なども必要なく、話し方や口の動かし方で当たり前のように伝えられていたし、こちらも聞き取れていたのだ。
それが自然なことではないことを痛感するのが、そういった家族以外の人とコミュニケーションをとる場面だった。

 
  

兄は幼少の頃にはしかをこじらせ町医者にかかったところ、処方されたものが適切ではなかったため障害を負うことになったと聞く。
医者側の言い分もあったこともたしかなようで、今となっては事実を精査することは不可能だ。
当時は一庶民が医者を相手に裁判を起こしたところで勝てる見込みは少なく、莫大な金をつぎ込んでも最終的に泣き寝入りをしなければならなくなる可能性の方が高かったらしい。
それならばその費用をこの子の教育に充てなさい、とその後も面倒を見ていただくことになる方にアドバイスをもらい、両親は涙をのんでそうした、と後々に聞いた。

 

わずかな聴力を鍛えるためだろうか、兄のために家の中では常に言葉や音楽が流れる音響システムが組まれていたらしい。
俺は生まれたときからそれをずっと聴いていたようで、おかげで言葉を話すのは異様に早かったらしく、いわゆる 「わんわん」 とか 「ブーブー」 などという赤ちゃん言葉を経ることもなかったようだ。

不思議なもので、こうして今、自分が音楽に携われているのも、もしかしたらその兄のための教育の恩恵を少なからず受けているのかもしれない。

 

幼児期や小学生の低学年あたりまではよく一緒に遊んだ記憶もあるが、前述の通り年が離れていることもあって、それなりの年頃になると同じひとつ屋根の下にいながらも距離は随分と離れていった。
こっちにも見栄も出てくるし、思春期だの反抗期だのも来る。
家族とは距離を置きたくなる年頃もあるだろう。

しかし、兄はずっと真面目で、子供のようだった。
少なくとも自分にはそう見えていた。

 

兄にどれくらいの友人がいたのかなども知らない。

唯一知っているのは米澤君くらいだ。

 

たしか、奈良の小西さくら通りと三条通りが交わる少し手前でご両親がお店をやっていた。
米澤君も聴覚障害者だったが、兄に比べればまだ幾らか軽度で、しかもちょっと男前だったような憶えがある。

 

それくらいしか何も知らなかったのだが、小中高とどこでもそれなりにいじめられたりはしていたことは後々に聞いた。
どれくらい酷かったのか、あるいは無知な子供の所業として許せる範疇だったのか、そこまで踏み入って知りたいと思うには至らなかったのは、兄にそこまでの悲壮感は伺えなかったからだ。
自分自身、まだそういったことに気を配れるような年齢でもなかったし、また身近すぎて想像すらできなかったように思う。

 
 

問題は大人になってからだった。
兄は就職し、もう既に歳月も過ぎていた。
俺はまだ学生だっただろうか。

兄が腕にやけどを負って帰ってきた。

本来の仕事とは異なる現場に行かされ、そこで先輩だか何だかにやけどを負わされたらしい。

 

今、振り返れば、何故そいつのところまで行って張り倒すなり、問いただすなりしなかったのだろう、とも思うのだが
当時はまだ社会も良く分かっていないガキんちょだ。
逆に、そんなこともあるだろう、くらいに思っていたかもしれない。
あるいは、あまり家に帰っていない時期だったのかもしれない。
しかし、守ってくれる上司がいて、その社内のいじめなどに気付き、既に対処し謝罪に来たという話を聞いた覚えがある。

 

我が家はそもそもそれぞれに不干渉なところがあった。
決して仲が悪いわけでもないし、愛情がないわけでもない。
むしろ大切な家族だ。
だが、それぞれの人生、それぞれの時間を勝手に生きている感がある。
その上、自分は若く青く未熟で、家族に対してより無関心だった。

しかし、大人になって兄が受けたその傷のことは、自分にとって少なからずショックだったことは今もこうしてこの胸のうちに残っていることで明らかだ。

 
 

兄とはここ10年くらいの間で一日しか会った憶えはない。
まったく仲違いもしていないし、まったく問題はない。
便利な時代になったもので、耳が聞こえなくてもメールというもので意志の疎通はできる。
それでも2,3通くらいしかやりとりした憶えはない。
何年か前にふと兄の誕生日であることに気がついて、きまぐれに祝いのメールをしたら返事がなかったのでそれ以来また一度もしていない気がする。
そんなことも問題がないくらい、まったく関係性に問題はない。

 
 

この 『聲の形』 を観ながら、何度も胸にこみ上げるものがあった。
忘れかけていたかつての記憶、自分が無関心でいたこと、これまでに秘めていたもの、など何か溢れそうになってくるのだが、これは何だろうか。

 

耳の聞こえない人が身近な存在ではない人にとってはどういった物語に見えるのだろうか。

 
 

様々な見方があって良いと思う。
また、他にも様々な人生があり、苦労も喜びも悩みも悲しみも一概に計ることなどできない。

 
だからこそ、死ぬまで学ばなければいけないことがたくさんあるし、それを拒んだり、ないがしろにしてはいけない。
 

それだけはいつも思っている。

 
 

最後にもうひとつ、兄のことで強く印象に残っている思い出がある。

 

これも、まだ学生の頃だったとは思う。
耳の聞こえない兄には苦労もあるだろうし、俺が代わりにやってやろうと思った時だ。
珍しく温厚な兄が声を荒げて怒った。

「自分でやる!」 と。

 

何だよ、せっかく人が親切に言ってやってるのに。
と思ったが、正直後ろめたい気持ちがあったことが記憶に残っている。

親切心なんかじゃない。
いや、決してそれがないわけではなかったが
“ドン臭いな、俺がやった方が早いから貸せ” という気持ちだったと思う。

そして、どこかで子供扱いしていたことに気がついた。

 
 

誰かにとって何の問題もない道でも、誰かにとっては非常に苦労を要する場面もある。
それに対して親切心から手助けをすることは大切だ。
そしてそういう気遣いができる世の中であってほしい。

しかし、それを必要としているかどうかはわからない、ということもある。

少なくとも親切心の押し売り、自己満足のためにするようなことがないようにしたい。

そう学んだひとつの思い出である。

 
 

Deossi_oct

 

ひとつ残念なことがあるとすれば

 

兄には俺の音楽を良いも悪いも評価してもらえないことかなぁ。

 
 
しかし、そんなことはお互いの人生においては小さなデメリットにすぎない。
 
 

・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・
 

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『アツオスカ・イヤコラ=スズシオス』
 

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柴草玲×ミーワムーラ×NolenNiu-de-Ossi
『エデンのもうちょい東』 Season3

 
■9月23日(日) 大阪 雲州堂
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■10月13日(土) 名古屋 Bar Strega
 ストレガ14周年記念スペシャルライブ!
 NolenNiu-de-Ossi×よしこストンペア
■10月27日(土) 山梨 Studio天空馬
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 NolenNiu-de-Ossiワンマン
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■11月23日(金祝) 奈良 ブルーノートならまち

 NolenNiu-de-Ossiワンマン
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■12月22日(土) 大阪 雲州堂
 NolenNiu-de-Ossiワンマン
 クリスマス・スペシャル
 『ディンドン・デ・オッシ』

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2018年9月 2日 (日)

夜の奈良町と最高な音が響く魔法の部屋

今宵は久々に早く帰ってこれたので、少し涼しくなってきた奈良の夜風に誘われて猿沢池界隈へ。

 

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下御門は夜八時にて安定の静けさ。

 

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しかし、この夜の静かな奈良町界隈の雰囲気がまた好きなのだ。

 

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常夜燈のある率川の橋を渡り、奈良町通りを進む。

 

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猿田彦神社の四辻をそのまままっすぐ越えれば…

 
 

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ブルーノートならまち

 

随分久しぶりな気がする。

 

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玄関を入ると瞬時に日常から遠くに飛ばされる。

 

そう、この匂いだ。

ワクワクする匂い。

 
 

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階段を昇り

 

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次の扉を開ける。

 
 

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そして、“特別な” 空間へ続く廊下。

 

最後の扉を開ければ、そこはもう奈良であり、NYであり、パリであり…
様々な世界へ誘われる魔法の部屋である。

それでいて、奈良でもNYでもパリでもない、どこに迷い込んだのかわからない場所にも感じる、まさに異空間。

 

久々にマスターにお会いできて早速、音楽談義が始まる。
レコードのこと、古い音源のこと、音響関係のこと、いつも様々なことを教えてもらえるのだが、今日もまた格別で衝撃的だった。

 

“ニューヨークのため息” というキャッチコピーで有名なヘレン・メリルの名盤  『helen merrill (with Clifford Brown)』。
それのモノラルのアナログ・レコードを聞かせてもらったのだが、これがまた… 本当に素晴らしかった。

そう、ステレオではなくモノラルの音源の素晴らしさ。

 

先日、Please meet to me でSPレコードを聞かせてもらって、それも衝撃的な音だったのだが、このモノラル盤が本当にすごかった。

 
 

奥行きが、ひとつひとつの音の存在感が、リアルさが尋常ではないのだ。

 

もちろん、ブルーノートの素晴らしい音響設備があるからこそ感じられる面ももちろんあるのだが、もう目の前にあるそのステージで今まさに演奏しているように感じる。
ヘレン・メリルの唇が触れあう音や吐息まで生々しく聞こえてくるのだ。

 
 

奇跡とも言える瞬間を、その時代の音を、そのまま閉じ込めて、60年以上経った今もこうしてまるでそこに存在しているように味わうことができる ━━━

 
 

一体、それってどういうことなんだろうね。
60年の間に音楽産業は酷い退化を続けていっただけ、ということなのだろうか。

 
 

しかし、こうして本当の素晴らしい音源を、素晴らしい音というものを教えてもらえて、感動させてもららえるというのは音楽を愛する者にとって何にも代え難いことだ。

 

ブルーノートが奈良にあって本当に嬉しい。

 
 

そして、キョウコさんとも久々にお会いできた。
本当にきさくであたたかくて、会えるとホッとする方。

お酒の話から、音楽の話から、他愛もない日常の話まで。
ただただ安心して話ができる安らぎの時間。
ときに音楽業界のお姉さん的に、ときにお母さんのように接してくれる。

 

そう、最高な音で、素晴らしい音楽を聴きながら、心を穏やかにさせてもらい、ときには鼓舞してもらえるのがこのブルーノート。

ワクワクする “特別な” 空間。

 

Img_8758

 
 

ここで聴いて欲しいのだ。

NolenNiu-de-Ossiの音を。
その音楽を。

 

生身の人間が奏でる嘘偽りのない本当の音、というものを鳴らしてもらえる場所。

 

それは演奏者にとって、最善であり、幸福であり、また誤魔化すことを許されない厳しい現場でもある。
良い意味でのプレッシャーを持って挑めるステージでもあるのだ。

 

しかし、それをいつもあたたかく包み込んでアットホームにしてくれる場の空気があるから、“特別な” ワンマンとなるんだろうな。

 

次回はまた新たな展開を目論んでいる。
これまで以上に “ブルーノートならではの” そして “NolenNiu-de-Ossiならではの” ワンマンを。

 

11月,12月と大阪と奈良で三種のワンマンがある。

ひとつは前身バンド、まほろば楽座の曲を復活させるワンマン。
もうひとつは、幸福なクリスマスムードに溢れるワンマン。
それらは本当に年に一度の特別なものだ。
スペシャルな企画である。

 

そして、もうひとつ

そう、この地元奈良での “特別な” ワンマンはまさに 2018年の “NolenNiu-de-Ossi” を最も深く味わってもらえるものになるだろう。

 
 

そういう位置づけ、そして意気込みを持っている。

 
 

何はともあれ、我が町 “奈良” でのワンマンだ。

晩秋の奈良は過ごしやすい気候で、きっと山々も鮮やかに色づき始める頃合いだろう。
寺や神社の様相もこの季節ならではの美しさを呈していることは想像してもらえると思う。

 

ここでしか味わえない空気がある。
ここでしか聴けない音がある。

 

三連休の初日。
是非のお越しをお待ちしております。
 
 

Bluenote201811

 


■11月23日(金祝) 奈良 ブルーノートならまち

 NolenNiu-de-Ossiワンマン
 開場15:00 開演16:00
 予約2000円(Drink等別)

 ご予約

 

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大阪公演は残席、ホントにわずか↓

Atsuosuka

エミテム&デ・オッシの!
『アツオスカ・イヤコラ=スズシオス』
 

■9月14日(金) 高松 RUFFHOUSE
■9月15日(土) 岡山 MO:GLA
■9月16日(日) 大阪大正 サレガマ

詳細・前売予約

 

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Eden3

柴草玲×ミーワムーラ×NolenNiu-de-Ossi
『エデンのもうちょい東』 Season3

 
■9月23日(日) 大阪 雲州堂
■9月28日(金) 東京 HEAVEN青山
■9月29日(土) 福島県いわき バロウズ

詳細・前売予約

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■10月13日(土) 名古屋 Bar Strega
 ストレガ14周年記念スペシャルライブ!
 NolenNiu-de-Ossi×よしこストンペア
■10月27日(土) 山梨 Studio天空馬
 With/ Komes,ピヨピヨクラブ
■10月28日(日) 東京 中目黒 FJ's
 ノレンニゥー・デ・オッシ×ミチルンサトコ

 
 
Mahosp2018

■11月4日(日) 大阪 雲州堂
 NolenNiu-de-Ossiワンマン
 ~まほろば楽座Special~

 開場18:00 開演19:00
 終演21:30予定
 前売2500円 当日3000円(Drink等別途)

● まほろば楽座セルフカバーアルバム 限定枚数 販売予定!
● まほろば楽座時代の写真展示予定!

≫≫≫ 前売予約はコチラにて ≪≪≪

※手違いを防ぐためにコチラのフォームでのご予約をお願いします。

  残席少なくなって参りました。
満席になり次第、予約受付を終了します。
     どうぞお早めに!

 
Hanahaku2018
 

■11月22日(木) 京都 Live Spot RAG
 花田えみ音楽博覧会2018
 ~Happy 12days live in RAG~

 

 
Dingdong2018

昨年も大好評だったクリスマスムードあふれまくる、幸福な夜のワンマン。

■12月22日(土) 大阪 雲州堂
 NolenNiu-de-Ossiワンマン
 クリスマス・スペシャル
 『ディンドン・デ・オッシ』

 開場18:00 開演19:00
 終演21:30予定
 前売2500円 当日3000円(Drink等別)

 ご予約

 

その他、詳しくは Website にて

   

2018年8月27日 (月)

補足

前回の投稿に補足なんだけど
 
 
というか、念のため書いておきます。
 
 
“皆さんにお願い” とかそういう話ではなく、俺らはそれだけで力をもらえるし、嬉しいんだよってことを言いたかっただけね。
 
まぁ、ハラハラするから頼むで! くらいの気持ちは正直もちろんあるけどね。
 
 
 
打っても響かないより、反応があるほうが嬉しいよね、そりゃ。
意思表示をしてもらえたら、当然嬉しい。
単純に嬉しいって話。
それが糧にもなり得るってことです。
 
 
 
別に私は観たいものを観たいから行くわけで、ミュージシャンを喜ばせたいから行くわけでもないし、予約をするわけでもない。
 
 
そういう意見があるなら、それはごもっとも。
むしろ、健全。
そうであってほしい。
 
喜ばせてくれることが最優先で、音楽や内容は二の次でどうでもいい、なんてそんな虚しい話はない。
(もちろん、人として気持ちは嬉しいけどね。)
 
 
でも、俺らは自分たちのために、自分たちがやりたい音楽を頑固にやってるけど、来てくれた人が喜んでくれることを想像して、ひとつひとつのステージに向かっていってるよ。
 
その方がやり甲斐あるし、楽しいからね。
聞いてくれる人が楽しんでようが、なかろうがどうでもいい
って思うならわざわざあちらこちらに出向いていってステージになんか立たないよ。
 
 
ま、座ってるんだけどね。
ここ数年は。
 
 
 
嬉しいから、可能ならよろしくねって話。
 
 
 
早く先々のスケジュールを出してほしい、とか
タイムテーブルを教えてほしい、とか
そういう希望をよくSNSなどでも目にする。
 
それとよく似た感じ。
 
 
ちなみにウチはそれをもったいぶって隠す必要はないと思ってるので、基本的にはどんどん出す。
しかし、稀にそう勝手にはできない場合もある。
例えば先にオファーを受けていたものがあって、その事情をわかった上で近辺で別のオファーをかけてくださったものを受けた場合など。
まぁ、無理が生じそうなときは基本的に受けないことが多いし、自分たちも考えた上で受けたものはやはり両方早めにお知らせすることがほとんどだけどね。
 
 
 
早く新しいアルバムを作って! とか
うちの県にも来て! とか
 
そう言ってくれるのと同じ。
 
 
嬉しいよね!
そんな風に関心を持ってくれるんだもの。
 
 
 
でも、無理なものは無理。
期待にお応えできることもあればできないこともある。
そうしたくても、よしじゃあ行きましょう! って簡単にできる話ではない。
 
 
それも同じ。
 
 
 
 
“これは行きたい! と思ってくれている場合には”
都合がわかった時点で早めにご予約してくれたりチケットを購入してくれると嬉しい
っていう率直な希望です。
 
 
 
前日でも嬉しいことに変わりはないし、ギリギリまで調整してくれていたならそれはもう感謝しかない。
ただ一週間前に都合がついて予約してくれたなら、尚ありがたい。
それが二週間前ならまた更に嬉しい。
一ヶ月前なら、こちらにもプラスαの何かを考える余裕すら生まれる可能性もある。
 
 
 
そんな話です。
 
 
 
NolenNiu-de-Ossi ウェブサイト
 
 

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