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2017年12月13日 (水)

機微のようで大きなものを得た名古屋・静岡でのマンスリー

「良いライブだったよな?」 と帰りの車の中で聞いた。

良いライブだったと感じる中にも様々ある。
自分たちが納得できる演奏であったり、一体感であったり…
観てくれている方々からの反応であったり、場の空気であったり。

良かった、と思えるならきっと間違いはないのだけれど
個人的に感じれるものか、客観的に感じれるものかの違いはあるかもしれない。

 

先日の名古屋ストレガの帰り道のことだ。

 

今年4月から始め、9月を除く8ヶ月の間、名古屋は池下のBar Stregaで続けさせてもらった デ・オッシの『定点観測』
そのファイナルとなるワンマンを終えての想い。

とても良い夜だった。
馬鹿みたいに盛り上がったなどというわけではないが、特に後半の感覚はミュージシャンとして得難い静かな喜びのようなものがあった。

それは瞬間的な、ほんの些細なことの積み重ねだ。
もしかしたら自分たちにしか感じ得ない喜びかもしれない。

いや、集中して観てくれている人にはきっと伝わるところもあっただろう。
そう信じたい。

 

絶妙な間、タイミング。
その瞬間に湧き出たフレーズ。
それに反応できて新たに広がった世界。
二人それぞれがその瞬間に出したものが奇跡的に絡んでいくような感じ。

そんなに大層なことではないかもしれないが、実際その瞬間の喜びというのは何にも代え難い。

 

自分たちの音と、ストレガという空間と、それを共有してくれている皆さんとの関係をしっかり感じられたのは気のせいではなかったように思う。

 

‬それも実は今年何度もストレガという空間でライブを重ねさせてもらったからこそ得れた喜び。
『定点観測』以外にも2度、つまり今年は10回のライブをここでさせてもらっている。

ストレガならではの、ここでしかできないライブというものが自然に生まれてきた。
それはまずこのお店がこれまでに育んできたものがあるからに他ならない。
そしてここに集う、音楽をこよなく愛す人たちの眼差しや愛情、更にはこの密な空間によるところもあるかもしれない。

逆に言うと、そこに少なからず甘えも生じてきていたかもしれないな、と今となっては思うこともある。
決して手を抜くとかそういう意味合いでははなく、むしろ逆なのだが…
自分が勝手に “この場で作るべきもの” にいつの間にか囚われかかっていたような気もする。

ひたすらに楽しい時間も多かっただけに、そこに至らなかった日はより無念さが募る。
毎度、お互い言葉を交わす以上にそれぞれ感じていること、考えていることは近しいものがあることは何となく感じていた。

 

だからこそ、ファイナルは良い時間を持てたのだと思う。
それもこうやってマンスリーとして続けさせてもらったおかげ。

 

ストレガのマスター乾さん。
ちょっとシャイな感じもあるし決して派手な趣きの方ではないけれど、すごくあたたかくてとにかく音楽に対する愛情が深い。
お付き合いをさせてもらう毎にその芯の強さや優しさを感じさえてもらえる方。
我々NolenNiu-de-Ossiに対してもずっと愛情を注いでくれて、名古屋の音楽シーンに少し仲間入りさせてもらえたのは本当にストレガに出会えたおかげ。

 

『定点観測』以外でも、栄ミナミ音楽祭に出演した日の夜にスペシャルな企画をストレガで組んでくれたのも今年の楽しかったトピックスのひとつ。
 

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マスター乾さんが参加するいぶきーずとのツーマン!

ピアノのKakoちゃんはキュートだし、リーダーのいぶきさんもそりゃもう酷いくらい楽しくてキュートな方で、とにかくライブは楽しかった。
なんだかようやくストレガ常連の仲間入りをさせてもらえた気がしてとても嬉しかった。

 

その同月から始まったのが、マンスリー『定点観測』
実は前月の段階ではマンスリーにする予定もなく、タイトルもつけていなかったのだが…
後付けで4月からのマンスリーとさせてもらった(笑)。

乾さんのオススメやこれまでにこの店で出会った方とご一緒させてもらうことばかりで決して主催などではなく、正しくは乾さんプロデュース/ストレガ・プレゼンツの『定点観測』。

ご一緒させてもらったのは…
やまはき玲ちゃん(with ひとちゃん),All and Sundryとは2回,ハセガワオサムさん,砂の女と箱男ゆうくた工房
マンスリーでは2回、それ以外も含めると3回のワンマン。

本当にお世話になりました。

そしてここに集う方々の愛情にも包まれ続けた一年。
本当にありがとうございました。

 

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来年の名古屋の予定はまだ何も決まっておらず、どういう形で進めていこうかまだ思案中だけど…
我らのホーム、ストレガに “帰ってくる”日を楽しみにしていて下さい。
自分たちもそれを今から楽しみにしています。

 
 

前回お話した東京マンスリー、そして上記の名古屋マンスリー。

今年は更に静岡へも何度も何度も訪問できたことが大きな大きな思い出。
こちらは静岡のホームであるUHUを中心に静岡県内のあちらこちらへ行かせてもらいました。

定点で活動するマンスリーではなく、静岡の宝とも言える丸山研二郎と紡いでいく日々。

 

元を辿れば、彼と何度も旅した北陸での体験などもあってのこと。
彼と共にいくところには常に寓話めいた不思議な世界が生まれる。

そんな感覚を音楽イベントとして続けたのが『おとぎ話』シリーズ。

 

昨年11月に清水市のCLAY FACTRYと静岡市のUHUの2デイズで開催した『おとぎ話の二夜』が始まり。
そこから繋がって、今年は3月に『おとぎ話ツアー2017』として、UHUと御前崎のクックハウス椿でまず2デイズ。

4月は一度空けて…

5月は当初の予定地で開催できなくなって急遽、清水のお寺 東壽院(とうじゅいん)さんでの開催に。

 

これがもう導かれて辿り着いた奇跡であったようにさえ思う。

 

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あの日の感覚は本当に独特で無二なものとして記憶に残っている。
決して派手なものではないから大騒ぎすることはないのだが、きっとあの時間あそこにいた人たちは何か特別なものを感じたのではないだろうか。
あの日にあの場所で出会った方々とは今でも何か特別なもので繋がっているような気さえしている。

 

東壽院で共に奏でた丸山研二郎と原口朋丈君との音、その感覚はその後のNolenNiu-de-Ossiの演奏に対する指針にも大きく影響していることは間違いない。

 

【YouTube】  おとぎ話ツアー2017@東壽院

 
別ウィンドウで観る

 

翌月6月は静岡市内のスノドカフェにて生音ライブ。

 

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これもたまらなく良かった。

 

そして7月はUHUに帰って、再び原口朋丈君も参加での四つ巴。
この夜、共に奏でた『惜別の歌』の感動は今もよく覚えている。

 

ここでひとまず終わった『おとぎ話』シリーズだったが、11月にも一度復活。
もちろん、素晴らしい夜になった。

もう丸山研二郎との『おとぎ話』に間違いはない。
決して過信するわけでもなく、満足することも到底ないのだが、ただ真摯に音楽に入り込める関係性があること、それを受け入れてくれる方々がいること、そこに対する信頼は生まれているように思える。

丸山研二郎との、そして静岡との、次の再会が待ちきれないくらい楽しみでたまらない。

 

今年はそれ以外にもポテティ中村さん&HimitsuSyounennさんにお世話になっての久々の浜松でのライブもあったし、用宗港のサリーズカフェでのノーザンスターことあゆみちゃんの企画にもお邪魔したり、と8回のライブを静岡県下でさせてもらった。
これまでよりまた少し静岡に近付けたような気がして嬉しい。

 

こうして、東京・静岡・名古屋という町々に足繁く通った2017年がもうすぐ終わろうとしている。
マンスリーと言えど、ただ定期的に訪れてただライブをするだけなら何の意味もない。
決して楽しいことばかりではなく、悩ましいことも少なくはなかったが、それも数々の素晴らしい思い出に勝るものはない。
そして得たものは決して簡単に言葉では表せない機微のようなものだ。

そういったものを大切にしていきたい。

 

大きなことではないし、派手なことでもない。
しかし、それらが結果的に大きなものに繋がっていくんだと信じている。

 

各地でお世話になった皆さん、各地に駆けつけてくれた皆さん
あらためて本当にありがとうございました。

 

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さて、年内のライブは残り一本。
NolenNiu-de-Ossiワンマンにて、珠玉のクリスマスライブをお届けします!
絶対楽しい夜になるのでどうぞお楽しみに!
 
 
Dingdong
 
■12月24日(日) 大阪 雲州堂

NolenNiu-de-Ossiワンマン
クリスマス・スペシャル
『ディンドン・デ・オッシ』

 開場18:00 開演19:00
 終演21:15予定
 前売2500円 当日3000円 (Drink等別)

 
ご予約はコチラ

 
 

そして、『まさかの扉』は終了しましたが、年明け1月には再びHEAVEN青山にてこのイベント!
 

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■1月27日(土) 東京 HEAVEN青山
 
柴草玲×NolenNiu-de-Ossi×ミーワムーラ
『エデンのもうちょい東』 Season2

開場19:00 開演19:30
前売3000円 当日3500円 (1Drink別)

 
ご予約はコチラ

 
 
Bluenote210
 
■2月10日(土) 奈良 ブルーノートならまち
 
NolenNiu-de-Ossi ワンマン

開場15:00 開演16:00
前売2000円 (Drink別)

 
ご予約はコチラ

 
 

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