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2018年1月 8日 (月)

あの子が嫁いできてから九ヶ月

年末年始は他の人類の存在を忘れそうになるほどギターとの触れ合いのみ、という超絶引き籠り状態だったため、またドミンゴ・エステソちゃんへの愛が深まっている。

ドミーが嫁いできて九ヶ月。
決してその関係が冷めたことはないのだが、それでも人間関係と同様に、それなりに馴れが生じてトキメキというものは薄れていっても不思議ではない。
しかし、やはりポロンと弾くと 「あぁ… 俺は三国一の幸せ者だな…」 と、この出会いにあらためて心を震わせてしまう日々なのだ。

 

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おっと… このアングルでは撮ったことがなかったな。
なんてことに気付いて少し動悸がするくらいには愛情を注いでいる。

 

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齢90にして醸し出せる熟れた大人の魅力。
その異様なほどの軽さが豊潤な音色を生むのだ。

 

そう、この乾ききった木の軽さ、あるいは当時の木の質やそれを扱う職人の技術にもよるかもしれない。
とにかく、これまで弾いてきた “驚くほど素晴らしい音色” を出すギターはすべて驚くほど軽かった。
おそらく、持った瞬間にその重さや質感で良い音が鳴るかどうかはわかるようになった気はする。

 

自分は決して骨董趣味があるわけではなく、頑ななヴィンテージ信者でもない。
しかし、やはり時の流れのみが作り出せる価値というものはこれまで幾度も衝撃と共に実感させられてきているので、“自分が求めるもの” としては最も大事な要素となってきている。

そりゃ、新しいものでそれを越えるものがあれば、まず安心だし、入手しやすいし… その方がありがたいんだけどね。

 

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あちらこちらに残る修理痕。

 

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もうその痛々しい傷さえも愛おしい。

 

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もう君さえいればいい。
君がいなければ僕はもう…

 

と、齢90にしてよりスレンダーになったそのボディを抱き寄せながら爪弾き続ける年末年始だったというわけだ。

 

そんなときに届いた、某クラシック/フラメンコギター専門店からのメールマガジン。
「輸入ヴィンテージ多数入荷しました」 のご案内。

 

おおっ 同じ1927年のサントス・エルナンデス!
絶対いい音しそうな姿をしている…
こんな美麗な同年代のドミンゴ・エステソもあるんだ!
それらの更に師にあたるマヌエル・ラミレスなんかも出てるじゃないか!
しかも驚くほど軽いと書いてある。

 

さすがにおいそれと買えるものではないが… せめて爪弾いてみたい…
関西にはそういったギターを扱う店舗がほぼないからなぁ…
こういうときは東京が羨ましい。
いや、もし東京に住んでいたら、ついつい立ち寄って、ついつい買ってしまって、破産していたかもしれないな。

 

奈良で良かった。

 
 

はっ…

 

いや、ちがうんだ、ドミー!
決して君のことを忘れていたんじゃなくて…

いや、しかし、でも、なんか彼女もすごくいい音が…

いや、ごめん、うそ! き、君だけだって…!

 
 

これが自室での私の脳内の日常である。

 
 
 

さて…

 
 

ひくな、ひくな!

 
 

みんな帰ってこーーーーい。

 
 
 

でもね、本当にうっとりするのよね。

どこで聞くのが一番うっとりするかというと、自分の部屋で爪弾くとき。
これが断トツ。
この感動はもう自分だけのもの。

 

その次はおそらく、ブルーノートならまちだろうなぁ。
もちろんまだそこでしか皆さんにはお聞かせできていないので、他と比べようがないとは思うけどね。
生音の良さを活かして響かせてもらえるのは、あの空間ならではのものだと思う。

 
 

そんな、ブルーノートならまちでの “特別なワンマン” も一ヶ月後に迫って参りました。

 

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■2月10日(土) 奈良 ブルーノートならまち
 
NolenNiu-de-Ossi ワンマン

開場15:00 開演16:00
前売2000円 (Drink別)

 
ご予約はコチラ

Bluenote210

 

あとは、邪な心もなくリラックスして弾いている、自分の部屋でのあの状態をステージに持っていけたらなぁ(笑)
本来の音色をできるだけ損なわないように… まずます精進して参ります。

 
 

というようなこともあって、最近はものすごく良い音がする三味線も欲しくなってきている。
今、自分の三味線に足らないのは、ドミンゴ・エステソのように “起きたらすぐにでもあの音を聞きたい” という点だと思う。
ライブで使っているエレキ三味線はその構造上、どうしても音色には限界が生じてしまう。
ということもあって、自分が所有する他の生の三味線を弾くたびに 「あぁ、やはりこっちの方が断然良い音がするな」 という実感はもちろんあるのだが、上記のギターほどの悦びがない。
素晴らしい三味線の音色も知っているがために、そしてギターで日々感動を得れているがために、その欲はどうしても出てきてしまう。

 

とはいえ、三味線はギター以上に乾湿などの影響を受けやすい。
もちろん本来その個体が持つポテンシャルの高さで音色は変わってくるが、皮を用いている性質上、ギター以上に日々細かく変化する。
そこで一番必要となってくる質というのは奏者の耳であり、経験であり、対応力になるだろう。
もちろん、どんな楽器においても当然それが第一ではあるのだが、特にその比重が高いような気はしている。

 

自分は 三味線は津軽三味線、ガットギターはフラメンコ、といったスタイルの音楽に心奪われてそれを手にした。
共に最初はその華やかなテクニックであったり、迫力のようなものに魅了されたように思う。
もちろん、それは大きな魅力であり、これからも求めていきたいところではあるが
今となっては、実際そういった点はあくまで魅力のほんのわずかな部分であり、むしろもっと自分の心に響く一音の音色の感動を求めるようになっている。

 

それは何より技量が必要なことであり、またそれを人様に感じてもらえるにはまだまだ全然足らないことばかりだ。

 
 

“あの人の音を聞きたい”

 

そう思ってもらえる音楽家になれるよう、これからもますます精進していきたいとあらためて思う。

 
 

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■1月13日(土) 大阪 雲州堂
 
イオリ・雲州堂 15th Anniversarry
 『蔵マルシェ』

開場12:00 開演12:40
出演予定時刻 13:30
終演17:00
【入場無料・投げ銭制】(Drink等別途)

 
【出演】
NolenNiu-de-Ossi
鞴座
カーテンズ
bananatea
 
【マルシェ】
焼喜菓子 kokeka  <焼き菓子>
おやつ工房アトム <米粉のシフォンケーキ>
勾玉堂 <お惣菜>
チーズ魂 <世界の美味しいチーズ>
PALMYRA <デーツ>

 

雲州堂 Website

 
 
 

■1月26日(金) 静岡 UHU
 
「BOSSの開けっ放し部屋SP中のSP!」

開場18:00 開演19:00
2000円 (Drink別)
出演:NolenNiu-de-Ossi/丸山研二郎/中村信哉/ツダイーン/もよぽん

 

ご予約はコチラ
 
 
 

Alittlemoreeden2

■1月27日(土) 東京 HEAVEN青山
 
柴草玲×NolenNiu-de-Ossi×ミーワムーラ
『エデンのもうちょい東』 Season2

開場19:00 開演19:30
前売3000円 当日3500円 (1Drink別)

 
ご予約はコチラ

 
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エミテム&デ・オッシの!
「ヨーヒエルヒー・カラノ=ハルノヒー」

 〜石川・福井・京都〜
 
■3月23日(金) 石川 溜まりBar夕焼け

 OPEN19:00/START19:30
 CHARGE 2500円(1D付) 
 w/ くるみ

 
■3月24日(土) 福井 bar Jake

 OPEN18:30/START19:30
 CHARGE 2000円(1D別)
 w/Asobi-gokoro Band

 
■3月25日(日) 京都 ROOM335

 OPEN18:30/START19:30
 CHARGE ¥2500(要order)
 エミテム&デ・オッシ ツーマン

 

※各会場、お席に限りがございます。ご予約は各会場またはメンバーへお早めにお願いいたします。ご予約お待ちしております!
≫≫≫ こちらの予約フォーム にて
 
Emitemdeossi
 

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山田晃士・NolenNiu-de-Ossi
 『ばれない嘘 二〇一八』
 
Lie2018
 
【特設サイト】
PC

スマホ
 
 
【Schedule】
 
■4月27日(金) 大阪 雲州堂
■4月28日(土) 岡山 MO:GLA
■4月29日(日) 高知 中町バー
■4月30日(月・祝) 高松 RUFFHOUSE
■5月5日(土) 静岡 UHU
■5月6日(日) 東京 中目黒 FJ's
 

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2018年もやります!

NolenNiu-de-Ossiワンマン ~まほろば楽座Special~
 
■8月23日(木) 大阪 雲州堂
【入場無料・投げ銭制】

 
 
Mahogakuspecial2018
 
前身バンド “まほろば楽座~マホロバガクザ” の曲を中心としたワンマン。
NolenNiu-de-OssiならではのVer.で。
18年のあちらこちらへの時間旅行を
今から是非予定しておいてくださいね。

 

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