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2018年5月27日 (日)

決して派手ではないが、それがとてもいい町

さて、前回の投稿で予告した通り、奈良の散策ポイントをまたひとつ紹介しようと思う。
6/9(土)NolenNiu-de-Ossiワンマン@奈良にこちゃん堂 にお越しの際の参考になればこれ幸い。
以前に膨大な時間をかけ …… 中略 …… 消滅した投稿の内容を掻い摘んで…
今回は軽く、軽~~く紹介知る程度にさせてもらおうと思うのであしからず。

 
 

尾は引いてません。

 
 

スタンダードなルートも、マニアックなポイントも、これまでたくさん紹介してるので (ひとつ前の投稿を参照)、軽い脇道散歩とでも思っていただこう。

 
なので
 
 
各線奈良駅から 猿沢池・興福寺 あたりを抜けて
 
 

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春日大社 一の鳥居をくぐったすぐ右手にある松の切り株

 

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影向之松 (ようごうのまつ) と呼ばれるもので、能発祥の地である奈良においてとても重要な松で

 

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実は、能舞台の鏡板に描かれているあの老松の絵はこの松のことである、とか

 

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そのまま参道をもう少し歩くと、左手に異形のムクロジの古木があるとか

 

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更にそのすぐ先には、唐破風造車寄 (からはふづくりくるまよせ) を正面につけた入母屋造 (いりもやづくり) の中央楼から、東西に切妻造 (きりづまづくり) の翼部を延ばし、端には宝形造 (ほうぎょうづくり) の楼を置く、その一方で窓にはイスラム風の意匠も見られるという (すべて看板より抜粋)
明治中期を代表する近代和風建築である重要文化財 旧奈良県物産陳列所 (現在は仏教美術資料研究センター) があるとか

 
 

そういうことは今回、一切深く触れることなくどんどんと先に進みたい。 (わりと触れた。)

 
 

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さて、春日大社の参道を進み、ひとつ車道を越え

 

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飛火野を横目にまだ先を目指す。

 

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左右に燈籠が並ぶ森の中の参道へ。
もう神域は深くなっている。

 

ここまで春日の山に向かって、ひたすらにまっすぐな道だったが、春日荷茶屋、萬葉植物園、鹿苑あたりで少し参道は右へカーブする。

Map
 
 
 

その少し先の右手の森にあるのが

 

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鷺原道 (さぎはらみち)

別名 「地蔵道」。
かつては興福寺大乗院の僧たちが春日大社へとお参りした道。

 

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もう少し進むと、二の鳥居に至るのだが、その手前右手にある茶屋の脇道を入ると…

 

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四月あたりにはこのように馬酔木 (あしび) の花がそこかしこに咲いている場所がある。

 

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その脇道を少し入って行くと、案内板があり右手に林道が続いているのがわかる。

 

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ここが、下の禰宜道 (しものねぎみち)

NolenNiu-de-Ossi 「馬酔木の花」 で歌っている場所だ。

かつて、高畑の社家町から春日の禰宜(神官)たちが春日大社へ通った道。
「ささやきの小径」 という別名も美しい。

 

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そして、ここは馬酔木の群生地として知られる。

 

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神域で森林浴をしながら先を進む。

 

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春日原始林は入山禁止ということもあってか、古代から守られ育まれた木々が凄まじい形を成しているのもそこかしこで見ることができる。

 

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そして小川を二つほど越え

 

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先に見えるのは前述の通り、かつて神官たちが暮らしていた高畑町

そしてここは大正から昭和にかけて多くの画家や作家が住んでいた芸術家の町

 

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下の禰宜道を抜けて町に入り、最初に目にするのはこの 「たかばたけ茶論」 だろうか。

山岳画家・足立源一郎画伯が大正8年、南仏プロヴァンスの田舎家をモチーフに建てられた洋館で有形文化財。
現在も洋画家の方が経営されていて、採光が見事で優雅なサロン風カフェとなっている。
テラス席からだと樹齢100年以上のヒマラヤ杉や、有形文化財の洋館を眺めながら珈琲や紅茶をいただく、というオツの極みを楽しむことができる。

 

そして、小道を挟んだお隣は…

 

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志賀直哉 旧邸

 

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1925年(大正14年)から1938年(昭和13年)にかけてここで暮らしていた。
ちょうど名作 『暗夜行路』 執筆期である。

 
 

なんとなく、『馬酔木の花』 に出てくる言葉の意味合いをわかってもらえてきたかな…?

 
 

ここはいつか 「高畑サロン」 と呼ばれるようになり、多くの文人や画家が集まり交流していたという。

 

なんと、ロマンティックな…

まるでヘミングウェイやピカソ、ダリやシャガールが集っていたという1920年のパリを妄想してしまう。

 
 

そして、高畑は土塀の町である。

 

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朽ちていくその姿はとても美しく、その儚さがこの芸術に所縁ある町に相応しいようにも思う。

 

そんな土塀を辿って行くと、もちろん神社仏閣にも辿り着く。

 

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不空院

 

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この頃はまだ桜が咲いていた。

 

そして

 

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新薬師寺

奈良時代は金堂、東西両塔などの七堂伽藍が建ち並ぶ大寺院だったようだが次第に衰退し、現在の境内は決して広くはない。
しかし、国宝である本堂の中で薬師妙来を守っている眷属 “十二神将” は見事で、それを見るだけでも拝観する価値がある。

 
 

少し戻ろう。

 
 

先ほどの不空院の正面には、これまたアーティスティックな建物がある。

 

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ここは 「ろくさろん」

 

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とても素敵なカフェ。

 

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高畑に来た際は必ず立ち寄っている。

 

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一人で静かに庭を眺めながら珈琲をいただく時間はなかなか贅沢な時間だ。

 

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そして、グランドピアノもある。

 

ここでもライブができたら、また趣きの違う雰囲気になりそうだし素敵だろうな、とずっと思っている。

もしここでライブをすることになったらみんなまた駆けつけてくれるかな。

 
 

ちなみに、6/17(日)には奈良に所縁ある入日茜ちゃんが15周年ベストアルバムリリース記念ツアーとしてここでライブをする。

 
 

高畑町。

 

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決して派手ではないが、それがとてもいい。
閑静で穏やかで、歴史の歩みを静かにさりげなく感じられる場所。
ある程度の人生経験がないと楽しめない町、かもしれない。

 

すぐ横には飛火野があり、そこには大きな “クスノキの懐” もある。

 

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車道を渡れば、浮見堂もあるし

 

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頭塔 という7段の階段ピラミッド状の塔もある。

 

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44体の石仏を配した日本では稀有な仏塔である。

 
 

そういったものを眺めながらちょっと歩けば、もう奈良町の端だ。

 
 

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まぁ、帰り際には寄るよね。

 

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元興寺とワンコを眺めながら至福のひととき。

 
 

さて。

 

前回、“奈良でライブを定期的に継続してみようなんていう目論みはない” ということを書いた。
もちろんそれは本当で、だからこそ、ひとつひとつを特別なものにしたい。
奈良でのライブは特別なモノにしかしない。

そういう意味合いで、そういう気持ちを今は持っている、と言いたいわけなのだが

 
 

わりと続々と決まってきている。

 
 

6月9日(土)にこちゃん堂 でのスペシャルワンマン

 

7月19日(木)には 天河神社 (天河大辨財天社) での奉納演奏
そして翌日は奈良市内の ぷろぼの食堂 で盟友・阿部一成との 『奈良でもあんギャ!』 がある。

 

更には、8月11日(土祝)にも奈良市内でこれまでとはまた大きく趣きの異なる企画を予定している。(近日お知らせ予定)

 

しかし、どれも特別にならざるを得ない。
そのすべてを思い出深いものにしたいと思っている。

いや、きっとそうなるだろう。

 
せっかくならそういった機会に奈良自体も満喫してしてもらえると、よりライブを楽しんでもらえると思うし、我々も嬉しいです。
 
(今回は本当に軽く… 軽く紹介する程度にするつもりだったんだけどな…) 
 
 
 

まずは、もうすぐのコチラ!

 

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Zwei

■6月9日(土) 奈良 にこちゃん堂
 NolenNiu-de-Ossi ワンマン
 『からくり仕掛けのZwei』

 開場16:30 開演17:00
 3000円 (ケーキ+ドリンク付)

 
 ●要予約●

≫≫≫ ご予約はコチラにて
 
どうぞお早目のご予約をお願いします。
 
※ライブ時に口頭でお知らせいただいた方も、間違いがないように改めてご予約いただけると幸いです。 
※ケーキ等のご用意がありますので直前のキャンセルはご遠慮いただきますようお願いします。
※イベントの開場は16:30ですが、当日も15:00までは通常ランチ営業されています。
 
 
2F屋根裏部屋と1Fカフェフロアにて、ムードを変えた夕夜2ステージでたっぷりと。
一部と二部の間にケーキを楽しんでいただくティータイムもあります。

どうぞ楽しみにしていて下さい。

 

●にこちゃん堂
奈良市椿井町45 <椿井小学校前>

 [Website]
 [Map]

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Anotherworld_2
 

 小林未郁×NolenNiu-de-Ossi
 『どこかの世界で待ち合わせ』

 
■6月22日(金) 高松 RUFFHOUSE

 ≫ ご予約・詳細
 

■6月23日(土) 広島 ヲルガン座

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■6月24日(日) 大阪 雲州堂

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■7月27日(金) 名古屋 BLUEFROG

 ≫ ご予約・詳細
 

■7月29日(日) 東京高田馬場 天窓.comfort

 ≫ ご予約・詳細
 
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