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2018年9月20日 (木)

残されるもの、失われゆくもの

今日は皆さん待望の 鶴田浩二 の話だ。
しかも任侠物、みんな大好き 博徒・博奕打ちシリーズ の時代の鶴田浩二だ。

 
 

いや、まぁ、待てまて!

 

奈良の話も出てくる。

まぁ、少し付き合ってくれてもよかろう。

 

鶴田浩二といえば昭和を代表する映画スターだ。
しかし、高倉健や勝新太郎、あるいは石原裕次郎や三船敏郎などに比べると、ある一定の年齢層以下にはどうも認知度が低いようにも思える。
たしかに彼らに比べると話題に派手さが欠けるかもしれない。

しかし、そういうところにもまたジワジワとハマっていく魅力があるのだ。
特に当時を知らない我々世代以下の層には。

 

まぁ、だいたいは任侠物で高倉健あたりが主役を張って、若山富三郎が対峙して、若い松方弘樹がやんちゃして…
みたいな定番の図式の中で、何か地味に異彩を放っている男に惹かれていくというのが始まりではないだろうか。

 
 

ドスの利いた声や、いかにも貫録のある声が飛び交う中で、ひときわ声の高い男がいる。

顔も何だか怖そうなのか情けない感じなのか、絶妙な曖昧さがあるのに何故か凄みを感じてしまう。

そして、そんな佇まいなのに高倉健より若山富三郎よりちょっと兄貴分な空気を醸しがちなのだ。

 

いつの間にかそんな 浩二 の魅力にハマっていくんだよな。

 

わかる、わかるよ。
みんなそうだもんね。

 

さらにその道を突き進むと、安藤昇あたりが妙に気になりだすのだろう。

あの人は元々が組長で、ホンマもんのやくざだからね。
何か妙なリアルさが出てしまうんだよな。

 

さて、そんな鶴田浩二の代表作に 『博徒』シリーズ というものがある。
まさに賭場を仕切るやくざのシマ争いが起こる中で仁義を通す男の物語なわけだが、これがまた男気溢れる浩二にゾッコン惚れてしまうわけだ。

 

そんな映画の中で、若かりし頃の里見浩太朗がお勤めを終えて出所するシーンがある。

 

Img_8963

 

ん…??

 

Img_8962

 

この建物… どこかで見たような…

 

いや、これは間違いなく……!

 
 

Img_0189

 

旧奈良監獄 (元・奈良少年刑務所)
昨年9月に業務を停止し、現在は監獄ホテルとして再生計画中の歴史的建造物だ。

その奈良散策の記事はコチラにて

 

おぉ… 1960年代初期の映画でその姿を見れるとは…

 

Img_9086

 

その当時の正門前の風景も見ることができる。
こんな感じだったんだなぁ… と60年前に想いを馳せることができるのだが、さほど大きく変わっていないことにも感動だ。

 
 

まぁ、ただこの話がしたかっただけなんだけどね。
古い映画を見ていて、ふいにそんな景色が現れると異様に興奮するよね。

 

そういったものが現存していることが何だか嬉しい。
先日このコラムに書いた大和郡山市の遊郭の遺構などもそう。

 
 

逆に現存していない、つまり失われたものなどは山のようにある。

 

そういえば、その大和郡山を散策した時のことだ。
ひと通り歩き回り、奈良へ帰るべくJR郡山駅まで戻ったときに、高校時代のことをふと思い出した。

 

Img_8947

 

そういえば、この駅舎の少し先、あの赤っぽいマンションか何かのあたりに大きな蔵があったんだよな…

 

それは古いが立派な蔵で、当時は配送会社の荷物置き場になっていた。
そこで高校時代の一時期、バイトをしていたのだ。
正確に言うと、時々その蔵でも作業をする、といった感じだっただろうか。
ひとつ隣の駅ではあるが、来る用事もめったにないのですっかり忘れていた。

 

当時もそんな時代錯誤甚だしい建物内で作業をしているのは実に不思議な感覚だったと記憶しているが、今となっては本当に何だか夢だったような気がする。
天井の高い蔵に積み上がった荷物を、どうやって登っていたかは忘れたが、上まで取りに行ったりしていたのだ。

 

仕事はそれなりにはきつかったと思うが、思い出は実に幻想的で悪くない。
何だかタイムスリップして、異なる時代を少し旅をしていたような気さえしてしまう。

 
 

蔵というものには独特の暗さと匂いがある。
なんだろう… 古い寺のお堂の中のような安堵感や、日本人のDNAに訴えかけるような懐かしさのようなものを強く感じるのだ。
もう一度、あの蔵に入ってみたいな… なんて思ってしまうが、もうすでにこの世に存在していない。

 

いやはや… 残してもらえることの奇跡よ、価値よ、その素晴らしさよ。

 

そんなことを年を重ねるごとにより強く感じるようになってきた気がする。

 
 

さて、奇跡的に残され、且つ、我々にとって本当に “大切な場所” になっているものがある。

 
 

そう、あの “蔵” だ。

 
 

Img_1444_srgb

 

我らが憩いの場所、雲州堂

そこでの珠玉のライブはもう 三日後

 

Kansha2

 

柴草玲さん、ミーワムーラという敬愛する素晴らしき音楽家の方々と交わり合える奇跡の瞬間
“蔵” が醸し出す独特の空気の中、イオリの美味しい料理と共に、是非とも良質な音楽を味わいつくして下さい。

 

心よりお待ちしております。

 

■9月23日(日) 大阪 雲州堂
 柴草玲×NolenNiu-de-Ossi×ミーワムーラ
 『エデンのもうちょい東』 Season3

 開場18:00 開演19:00

   ※ デ・オッシの出演は一番手
 前売2500円 当日3000円 (1Drink別)
 出演:ミーワムーラ/柴草玲/
    NolenNiu-de-Ossi

 
ご予約はコチラ

 

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Eden3

柴草玲×ミーワムーラ×NolenNiu-de-Ossi
『エデンのもうちょい東』 Season3

 
■9月23日(日) 大阪 雲州堂
■9月28日(金) 東京 HEAVEN青山
■9月29日(土) 福島県いわき バロウズ

詳細・前売予約

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■10月13日(土) 名古屋 Bar Strega
 ストレガ14周年記念スペシャルライブ!
 NolenNiu-de-Ossi×よしこストンペア
■10月27日(土) 山梨 Studio天空馬
 With/ Komes,ピヨピヨクラブ
■10月28日(日) 東京 中目黒 FJ's
 ノレンニゥー・デ・オッシ×ミチルンサトコ

 
 
Mahosp2018

■11月4日(日) 大阪 雲州堂
 NolenNiu-de-Ossiワンマン
 ~まほろば楽座Special~

 開場18:00 開演19:00
 終演21:30予定
 前売2500円 当日3000円(Drink等別途)

● まほろば楽座セルフカバーアルバム 限定枚数 販売予定!
● まほろば楽座時代の写真展示予定!

≫≫≫ 前売予約はコチラにて ≪≪≪

※手違いを防ぐためにコチラのフォームでのご予約をお願いします。

  残席少なくなって参りました。
満席になり次第、予約受付を終了します。
     どうぞお早めに!

 
Mayakashi1
 
『オカシナまやかしノ夜』
■11月10日(土) 岡山 MO:GLA
■11月11日(日) 広島 音cafe Luck


Hanahaku2018
 

■11月22日(木) 京都 Live Spot RAG
 花田えみ音楽博覧会2018
 ~Happy 12days live in RAG~

 

Bluenote201811

■11月23日(金祝) 奈良 ブルーノートならまち

 NolenNiu-de-Ossiワンマン
 開場15:00 開演16:00
 予約2000円(Drink等別)

 ご予約

 
Dingdong2018

昨年も大好評だったクリスマスムードあふれまくる、幸福な夜のワンマン。

■12月22日(土) 大阪 雲州堂
 NolenNiu-de-Ossiワンマン
 クリスマス・スペシャル
 『ディンドン・デ・オッシ』

 開場18:00 開演19:00
 終演21:30予定
 前売2500円 当日3000円(Drink等別)

 ご予約

 

その他、詳しくは Website にて

   

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