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2019年5月22日 (水)

巡り巡って待ち合わせ ~前編~

奈良を発ち、東京から広島まで四日間で四公演。
ざっと、1,750kmほど走っている。
思いのほかハードなツアーで疲れはなかなかのものではあったが、また明日目覚めたら初日の東京公演の日に戻っていたらいいのに… なんて思えるほどとても幸せで充実した音楽旅だった。
 
 
 小林未郁 × デ・オッシ
『どこかの世界で待ち合わせ』 二巡目
 
 
小林未郁ちゃんとの付き合いももう長くなったが、こうして音楽的にも親密に絡み合う旅を共にするようになってからもまた五年ほどが経つだろうか。
年を追う毎に、回を重ねる毎に、お互い音楽に真摯に向き合い、ステージをより楽しめていっている。
 
それぞれの音楽スタイルや方向性には共通項も大いに見出せるが、決して近しいものではないと思う。
表現やプレイに対する意識もそれぞれ違うけれど 、長年こうして旅を共にして深く絡み合うようになったのは、お互いのそれらをリスペクトしあえ、お互いの音楽性を愛しあえる関係があるからだろう。
 
 
今回のツアーでは昨年よりコラボの時間が増え、お互いの曲を全10曲、約60分というボリュームでお送りすることになった。
この組み合わせならではの豪華な内容だ。
ただセッションしてみました、という安易なものではない。
自分たち自身、普段より良いものを生み出せていると思うし、それを心から楽しめている。
 
 
何故か。
 
 
自分たちは小林未郁が生み出す世界や言葉、そしてそれを表現する声が好きで、それを更に豊かに広げたい。
棘も傷もあるけれど、その奥にある優しさや強さや愛情をもっと引き出したい、その美しさをもっと輝かせたいという欲がある。
誰より愛情をもって彼女の世界をもっと豊かに表現したいと思う気持ちがあり、それだけの自負がある。
 
 
そして、類稀なる歌の力を持つ小林未郁が自分たちデ・オッシの曲をあれこれ歌いたいとチョイスしてくれる。
その曲自体や言葉を掘り下げて心身に取り込もうとしてくれている。
これが良いものにならないわけがあるだろうか。
 
 
そんなお互いの想いがこもった旅。
それを振り返ってみたいと思う。
 
 
奈良を発ち、まず向かったのは東京、渋谷。
 
かつてそこには伝説のシャンソニエがあった。
NolenNiu-de-Ossi創生期を支えてもらい学ばさせてもらった場所、「青い部屋」
 
そこが昨年、LOFT HEAVEN として生まれ変わったのだ。
 
 
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面影は随所に残しつつも、本当に美しく華麗に様変わりしていた。
何とも幻想的な素晴らしいステージ。
 
それでいて、ドレッシングルームなどあちらこちらで、在りし日の戸川昌子さんの姿を思い出せる景色がしっかりある。
 
 
実は未郁ちゃんと再会するのは前回の同ツアー以来。
このツアーに向けてもずっとやり取りを続けていたので、にわかには信じ難かったが…
実に10ヶ月ぶりの再会だった。
音を合わすのも当然それ以来、ということでお互い探り合いながら始まったリハーサル。
付き合いは長くなってきたとはいえ、ほど良く初日ならではの緊張感を持ったステージとなった。
 
 
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Photo by まっきいさん  Thanks!
 
 
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Photo by Murasaki-san  Thanks!
 
 
当初は全10曲からその日その日で厳選していこうと言っていたコラボ曲も結局は取捨選択することはできずに全てやることに(笑)。
初日ならではのハプニングはあったけれど、そうこれだよ、この感覚だよ、というこの三人ならではの喜びを感じるには十分な滑り出しだった。
 
 
終演後は軽く打ち上げて、そのまま翌日の公演地である名古屋まで夜走り。
まぁ、運転担当である俺の孤独なレースなんだけど。
 
 
ゆっくり名古屋で体を休めようじゃないか、という算段だったのだが…
ここにまさかの誤算が…
 
 
早朝に名古屋に到着。
さぁ、入り時間まで可能な限り寝てやろうと思ったのに、8時半ころから尋常ではない騒音が絶え間なく鳴り響く。
ここは工場内か、あるいは戦場か? というほどの騒音。
何ならときどき大きな揺れもある。
 
 
なんと、隣のビルが解体工事中? また周りの道路も一斉工事中という、まさかの展開。
 
 
とても寝ていられない。
 
かといってどうしようもないので、できる限りの休息とケアを試みることに。
 
 
そんな時間を経て、二日目に向かったのはこの二組の遠征ではおなじみの場所。
名古屋は大曽根の素敵なアート空間、BLUEFROG
 
 
音響を担当してくれる YOU PEACE 平岩さん、ゆみさん、フライヤーなどのデザインも担当してくれた宮川さん、
そして、いつも素敵な笑顔で温かく迎えてくれる BLUEFROG えつこさんと再会。
 
あぁ… 落ち着くなぁ。
また帰ってこれたのがとても嬉しい。
 
 
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リハ時の未郁サマの佇まいだけで雰囲気はもうバッチリ。
 
 
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PA平岩さんはいつも丁寧で誠実な対応でオペをしてくれてとてもありがたい。
演者に、聴きに来てくれる人に、できる限り良いものを、という想いが伝わってくる。
こちらが感情のままに揺れ動く様にもちゃんと付いて来てくれている安心感がある。
音響をはじめ、ステージやイベントを共に作る関係の方々の愛情や人間性がその日のパフォーマンスに与える影響というものはとても大きい。
そんなことも感じられる夜だった。

 
そしてもうひとつ、この夜に見えた景色、得れた感覚というものがある。
 
特にお互いに言葉にはしなかったと思うが、三人がこのあとのステージでも見たい&見せたい景色、進むべき方向などが指し示された、そんな気がしたのだ。
口に出して確かめたわけではないので実際にはわからないが、その後の一体感や、実際に自分に見えていた景色から思うに、きっとそうだったのではないかと勝手に信じている。
 
 
そういうことも喜びとして感じられる旅だった。
 
 
翌日は大阪、そして最終日は広島へ。
後半戦は後日ということにしたいと思います。
 
 
工事の件は想定外だったけれど、このツアーにおける名古屋の想い出はとてもスイートなものばかりです。
また来月に名古屋に行けることが嬉しい。
 

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■6月13日(木) 名古屋 Bar Strega

 『定点観測』
 開場19:00 開演20:00
 2500円(TableCharge込/Drink別)
 出演:デ・オッシ,神一重

ご予約はコチラにて


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■6月15日(土) 岡山 MO:GLA
 「オカシナまやかしノ夜」
 ツーマンSpecial vol.3
 開場18:00 開演19:00
 前売2500円 当日3000円 (1Drink別)
 出演:デ・オッシ,PESMI&PICCI


ご予約はコチラにて

 
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風情ある奈良町にある本当に素晴らしい音空間、ブルーノート
他にはない、地元奈良ならではの特別なワンマン。

■6月29日(土) 奈良 ブルーノートならまち
 デ・オッシ ワンマン

 開場15:00 開演16:00
 予約2000円(Drink等別)

 

 ご予約はコチラにて

※席数に限りがあります。
是非どうぞ早めのご予約をお願いします。

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