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2020年1月28日 (火)

人と人を繋ぐ者

舞台に立つ者、とりわけミュージシャンの中でも二種類が存在する。
自分で動く者」 と 「自分では動かない者」 だ。
 
ざっくりし過ぎていて、いささか乱暴な分け方ではあるが、たしかにそうなのだ。
まず後者からいくと、常に周りが何とかしてくれるわけである。
魅力があふれすぎていて、周囲が放っておかない、という場合は遅かれ早かれスターになるような存在なのだが、よく見るパターンとしては、才能はあるが頼りなさ過ぎて、誰かが力を貸さざるを得ないというものだ。
いわゆる天才肌なキャラに多いが、人間としてダメな奴であることも少なくはない。
もちろん魅力があるからで、それはまさにタレント性=才能ではあるわけだが、何にしても羨ましい限りだ。
 
 
それに対して、前者は常に思考を巡らせている。
ある者は悩み、ある者は希望を持ち、何かしら行動を起こさなくてはいられない。
ある意味、プロデューサー気質もあり、自らイベントを企画し、その運営のすべてをほぼ一人、あるいは一組で全うしてしまう者もいる。
そういう風に何でも自分でやってしまうから周りからは器用そうに見られがちだが、実はそうではない。
人に頼ることが下手だったり、心配症だったり、わりと不器用な人間こそがそうなっていくことが多いように思う。
 
自分はというと、どちらかというと…
いや、間違いなく前者の方である。
 
 
そんな 「自分で動く者」 の中にはそのプロデューサー気質がひときわ強く、また懐と情がより深いヤツがいる。
 
 
人と人を繋ぐ者」 だ。
 
 
ミュージシャン = 舞台に立つ者 という存在として考えるのであれば、やはり自分が輝くことは当然考えるだろう。
もちろん、そこは程度の違いはあれど、持って然りである。
 
しかし中には、自分のことよりも周りのことをすごく考えてるな、と感じる人たちがいる。
どこか、自分を差し置いてでも、という感じだ。
そして、自分の好きな人と人の縁を繋ごうとしてくれることもよくある。
そういう意味でもトータルプロデュースをしているわけだ。
 
 
今回、フィエスタ・デ・縁日 ではタルタルクラブとして美味しい料理を振舞ってくれている山田明義などはまさにそんな存在だと思う。
彼が京都RAGで毎年事ある毎に企画しているイベントもそうだし、ツアーなどでも、まず自分が道筋を作り、そして誰かに橋渡しをしようとしている節がある。
 
そんなことを言うと、ヤツのことだ。
「いや、ちゃうねん。 結局俺は自分のためにそうしてるねん。」
などと言うと思うのだが、それでも誰かのために身を粉にして動いていることになっているのは間違いない。
 
 
同じく、フィエスタ・デ・縁日 に出店してくれている idea of a joke のヨーコちゃんもそうだ。
会えば憎まれ口も叩くし、ズバズバと本音を突き刺してきたりもするが、一度もそれで腹が立ったり、ましてや傷ついたりしたなどしたことなどない。
わざわざ言ってはこないが、ずっと影で応援してくれてて、知らぬところで我々のことを考えて動いてくれてたりすることを後々に知ったりすることがある。
本人は特にそういうつもりでしているわけではないかもしれないが、どこか誰かのために動いてるところはあり、そこには深い愛情を感じる。
打算的ではなく、そういうことを自然に為してしまう人なのかもしれない。
だから彼女は信頼できるし、今後も出店に関してはいろいろと頼って甘えようと思っている。
 
そう自分自身、誰かに頼ったり、甘えたりすることがとても苦手なのだ。
もちろん自分の力だけでできることなど少なく、結局はこれまでも様々な人のお世話になってやってこれているのだが…
それでも、自ら誰かに任せるなどということは気も遣うし、どこか不安もあった。
 
それが、図らずも フィエスタ・デ・縁日 にかかわってくれることになった 山田明義、ヨーコちゃんには任せられるし、もう頼りたい、と思えるのだ。
これがどれだけありがたく、そして自分がそう思えることが嬉しいことか。
 
 
そんな 「自分で動く者」 で 「人と人を繋ぐ者」 がもう一人いる。
 
 
それが、4月15日の フィエスタ・デ・縁日[弐] にライブアクトとして参加してくれる 吉本篤央君だ。
 
 
Yoshimoto4  
 
 
そもそも、2020年の主軸となるであろうこのシリーズを計画することになったのも、元はと言えば彼のおかげである。
かつてのホームグラウンド、現 umeda TRAD (元バナナホール) に連れ戻してくれたのも彼である、と言っても過言ではないかもしれない。
 
 
バナナホール時代はそこのスタッフであった吉本君。
我々デ・オッシがまだまほろば楽座として活動していた際にはカウンターから観てくれていた。
実は過去も現在もよく知ってくれている存在。
 
そして長い年月を経て、ミュージシャンとして、オーガナイザーとして、昨年の7月に彼の大切なイベントに招いてもらった。
 
 
Trad20197
 
あの日があって、今年の流れがある。
あの日、久々にこのステージに立ち、吉本君や関係者とゆっくり話をさせてもらい、今に至るわけだ。
 
吉本君には本当に感謝してやまない。
この先、もっと感謝することになるのではないか━━━ いや、そうなるよう動くことになるだろう、と思っている。
 
とにかく彼のイベントはあたたかかった。
楽屋もステージもフロアも。
もてなしと思いやりが尋常ではなかったし、自分たちには到底マネのできない領域だった。
 
イベントを通じて彼が愛されていることがよくわかった。
彼の音楽が、ステージが、振る舞いが、誰かを優しくさせ、愛情にあふれる場を作っているのだ。
そして、人と人を繋げていく。
決して計画的なもの、打算的なものではなく、きっとそうしてしまうのだろう。
 
 
昨年末には彼の地元の高槻でのライブも観に行かせてもらった。
素敵な歌と三線を聞かせてくれる西山朝子ちゃんとのユニット、ponoのイベント。
 
 
Img_1448
 
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音楽とお酒を自由な気持ちで楽しめるお店の雰囲気も相まって、とても良い時間だった。
 
 
音楽云々でいうよりも… 結局やはり人間が音楽を奏でているのだな、ということをあらためて感じさせるところがある。
 
音楽家としての努力なくして魅力あるものは生まれ得ないと思っているし、そうであるべきと信じているが
それ以前に、それを奏でる人間自体に魅力があり、そして愛情があるか━━━
それが何より肝要であるということが、近頃ようやく自分にもわかってきた。
 
 
そういう意味でも是非感じて欲しいのが、吉本篤央君のステージだ。
 
 
そもそも、この フィエスタ・デ・縁日 を企画するにあたり、すぐに名前が挙がった五組があった。
[壱] に出演してくれた城領明子ちゃん、アランスミシーバンドはもちろん
この吉本篤央君と山田明義を繋げたいという気持ちも実は強かったのだ。
共に、「人と人を繋ぐ者」 だと自分たちが感じる存在。
その二人が繋がったら、どんなことになるだろう。
もしかしたら爆発してお互い消滅してしまうかもしれない(笑)。
とりあえず、タイミング的に二人が共にステージに立つことは叶わなかったけれど、おもしろい関係性でイベントを共にしてもらえるので、それはそれで興味深いし、意義深い。
結果的に、同じ弾き語り系のシンガーソングライター的存在でありながらも、まったく趣きのちがう高橋てつや君と凌ぎを削ってもらうことになるので、そこもまた非常に楽しみになっている。
 
 
そんな フィエスタ・デ・縁日。
 
 
思えば、城領明子ちゃんもアランスミシーバンドも間違いなく 「自分で動く者」 である。
先日、再び城領カレーを食べに行ったが、彼女がいかに自ら道を切り拓こうとしているか、悩み苦しみながらも自ら邁進していこうとしているかが、よくわかった。
これからも何か大切なものを共有させて欲しい存在である。
 
 
Joryocurry
 
それはそうと、城領カレー 美味しいので是非。
毎週水曜日のランチタイム、大阪は梅田のTHIRD STONEにて。
 
 
図らずも、そんな気概ある人たちばかりが集ってくれることになった フィエスタ・デ・縁日
是非、4月15日(水) の [弐] もどうぞ楽しみにしていてください。
 

あなたもそんなおもしろいご縁に繋がってみませんか??
 
 

          ↓ 高橋てつや (とるこ画)
Fiesta2
     ↑ 吉本篤央 (とるこ画)
 

■4月15日(水) umeda TRAD

 デ・オッシ presents
  フィエスタ・デ・縁日 [弐]

 開場18:00 開演19:00
 前売2500円 当日3000円(Drink別)

【ライブ】
デ・オッシ
高橋てつや
吉本篤央

【Food】
タルタルクラブ

【Shop】
idea of a joke(カチューシャ,植物ハットなど)
キミトラ土器(フィギュア)
上善如水(琥珀糖)
 
 ご予約はコチラにて
 

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次回のライブは堺に移転して初のファンダンゴ!
祝日なので開演から終演まで早い時間のイベントとなります。
デ・オッシはラストに登場。
 
■2月11日(火祝) 堺 ファンダンゴ
 開場15:30 開演16:00
 終演19:00予定
 前売2300円 当日2800円
【出演】
デ・オッシ
NDARICCA×NA.×アタカ
ひなたになった
一畳さえこ(rokujohitoma)
 
 ご予約はコチラまで
 
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