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2020年1月18日 (土)

ファンダンゴと私

ファンダンゴといえば大阪のライブハウスの老舗だ。
ロックの殿堂といったイメージがあるほど、ちょっとヤバそうでカッコ良くていろんな伝説を聞くライブハウスだった。
 
そんな 十三ファンダンゴ に初めて出演したのはまほろば楽座時代の初期だった。
当時は梅田のバナナホール (現在の umeda TRAD) がホームで毎月出演していたし、主催イベント 『座興』 も三回を数えていた。
動員も増え、そこそこの勘違いも含めてバンドの勢いも増してきた頃合いだったが、それでもファンダンゴはその門を叩くのにちょっと勇気がいるハコだった。
 
バナナホールももちろんあのキャパだし、そうそう簡単に出れるところではなかったのだが、誘ってくれたのが奈良繋がりの元バンドメンバーだったので、たまたまきっかけをもらえたおかげで現在に至っている。
 
 
ファンダンゴに出たいと言い出したのはたしか、とるこ だったと思う。
もちろん、自分もファンダンゴでやってみたいとは思っていたが、とるこ が燃えていたので任せることにした。
 
当時はファンダンゴに出てるバンドと繋がりなどはなかったので、その噂は東京の大手プロダクションの人間などから耳にすることが多かった。
 
ファンダンゴは簡単には出させてもらえない。
いくら人気があっても、動員力があっても断られることがある。
などという話だ。
 
恐ろしい武勇伝が関西中に轟きまくっているアングラのドンみたいなバンドが多数出演している。
そして、流行り廃りなどに惑わされない個性的で存在感のあるバンドが凌ぎを削りあっているというイメージがあった。
 
そこへ送り込む刺客は、たしかに俺よりも…
当時は今より5万倍切れ味の鋭かった とるこ の方が適切であっただろう。
もしものときは一戦を交えてくるかもしれないと覚悟をした。
 
 
だいたい当時のライブハウスへの出演というのはこちらからお願いする場合、デモテープ審査によるものだった。
持参するなり郵送するなりして、聞いていただいてから後日あらためて出演の可否の連絡をもらうわけだ。
 
しかしファンダンゴは 「じゃ、とにかく来て」 というスタイルだった。
とるこも 「め、面接…!?」 と別の意味で戦慄を覚えていた記憶がある。
 
 
どんな内容だったと言っていたかはもう忘れてしまったが、とにかくデモテープを渡しはしたけれど、聞いたりするわけではなく話をした、と。
相手はもちろん、ファンダンゴ名物店長の加藤さんだ。
そしてファンダンゴを後にしてからすぐ電話がかかってきて、デモテープを聞いてくれた加藤さんから勢いよく出演オファーの話があった。
 
ということを更に勢いよく とるこ が電話でかけてきたことを覚えている。
あれは、嬉しかったなぁ。
 
 
まほろば楽座時代からデ・オッシの現在に至るまで、基本的には自分が窓口となっている。
ライブハウスや主催者と交渉や情報のやり取りをするわけだ。
 
しかしそのことがあって、ファンダンゴだけは とるこ案件 になっていた。
 
 
ファンダンゴ初出演は 2003年2月26日(水)
 
 
特に後々振り返る予定でやってきたわけではないけれど、まほろば楽座時代から履歴をずっとWebsiteに残し続けてきているので 「アレ、いつだったかな?」 とか知りたいときはすぐに調べられる。
アーカイブって大切だな。
 
 
十三ファンダンゴには、まほろば楽座/マホロバガクザ時代の2003年から2008年の間に20回出演させてもらっていた。
 
 
とにかく、ファンダンゴならではのサウンドがあって、それはブ厚く迫力がありガツンとくるものだった。
ともすれば少々やかましいと敬遠する世代もあるかと思いきや、高めの年齢層の方にも非常にウケが良かった。
まほろば楽座の当時は今以上に年齢層が幅広かったが、自分の親世代の方でもファンダンゴのサウンドが好きという方が多かった。
ライブハウスならではの迫力があり、それにまた心地良さを感じられるという理想的な音だったわけだ。
 
 
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2004年3月のファンダンゴのライブレポート
ちなみに、この時の対バンのブギーパンツでギターを弾いてる天狗は 現・よしこストンペア のイシダストンである。 
 
 
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バンドの宣材写真も一時期はファンダンゴの楽屋や隣の駐車場で撮影したものだった。
 
4thアルバム 『うつつのてまえ』 のレコ発もやらせてもらったのもファンダンゴ。
 
 
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藤原基博が抜けて次のドラマーに変わるまでの過渡期に、まほろば時代のドラマー大野氏に叩いてもらったこともあった。
 
 
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マホロバガクザが終焉を迎えるきっかけとなったのは二代目ドラマーの脱退だが、その最後のライブもファンダンゴだった。
その後もサポートを入れたり、二人や三人のアコースティック編成でしばらく何とか活動はしていたが、あのファンダンゴでのライブがマホロバガクザとしての最後のライブだったような想いがある。
 
 
そして、一年の沈黙を経て…
 
 
二人のユニット NolenNiu-de-Ossi として、9月に再出発。
 
 
そのアナウンスをした矢先に、井上ヤスオバーガーから電話がかかってきた。
「わかってるんス! それが大事なのはわかってるんス!」 と言いながら、8月頭のファンダンゴでのイベントにオープニングアクトで出て欲しいとの依頼があった。
 
 
正式なデビューライブとしての意気込みや計画もあったし、若干見切り発車にならないかという危惧もあり、少し悩んだのだが…
気持ちがありがたかったし、ファンダンゴだし、オープニングで二曲くらいなら、ということで受けることにした。
 
 
2009年8月2日(日) 井上ヤスオバーガー presents 『わーわーわー!!vol.3』
 出演: 井上ヤスオバーガー/岩崎愛
 
 
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なので、NolenNiu-de-Ossi として初めて舞台に立ったのは、実はフライングでのプレ・デビューライブのコチラなのである。
出来立てほやほやの… いや、まだ完成形ではなかった 「萌ゆる青さ、心に毒を」 と 「楽園の境界線」 の二曲のみのライブ。
 
 
その後も何度かお世話になったけれど、NolenNiu-de-Ossiになってからはほんの数回しか出演していないような気がしていたのだが…
 
 
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2010年 4回
2011年 2回
 
そして、2012年2月9日(木) まで計8回も初期には出演させてもらっていたのか…
 
今以上に試行錯誤して悩みながら活動している最中。
何かを成した気など、まだ欠片にでも思えない時期だった。
 
 
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そんなファンダンゴが十三から移転すると聞いたのが昨年のこと。
しばらくご無沙汰してしまっていたが、お世話になった思い出深いライブハウスのことだ。
動向は密かに気にしてチェックしていた。
そして堺への移転が決まり、新装開店し、またそのうちいつか観に行けたり、あるいは出演したりできるかな、なんて思っていた頃に…
 
まほろば楽座時代どころかもっと古い縁のある筋から、ファンダンゴの新装開店にかかわったことを聞き、加藤さんとまほろば楽座やNolenNiu-de-Ossiの話などをしたとの報告を受けた。
 
 
これは加藤さんにご挨拶しないといけないな、ということでひとまず、かつて切れ味鋭かったファンダンゴ担当の刺客に連絡をしてもらうことにした。
そして、あれよあれよという間に…
 
 
8年ぶりのファンダンゴ出演 が決定。
 
 
2012年2月9日 以来。
今回決まった出演日は 2020年2月11日 だから、ほぼぴったり8年ぶりくらいだ。
 
 
もちろん、堺に移転してからは初。
 
 
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どんなサウンドになっているんだろう。
あのファンダンゴならではの体中に音を浴びるような心地良さをまた味わえるだろうか。
写真を見る限り、あのドキドキする雰囲気はしっかりと受け継がれてるようなのだが、どんな感じになってるんだろう。
そういえば、いつも登場の時に降りていっていたあの階段を堺まで持って行って設置したって聞いたけど、それだけでも感慨深くて興奮するわ…
 
 
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そんな、ファンダンゴとデ・オッシ。
共に新たに生まれ変わったものの組み合わせがどういう時間を生み出すのか。
自分たち自身、とても楽しみだし、ファンダンゴという特別な場所でのデ・オッシを是非味わいに来ていただきたい。
 
祝日の少し早い時間から。
是非ともどうぞよろしくお願いします。
 
 
■2月11日(火祝) 堺 ファンダンゴ
 開場15:30 開演16:00
 デ・オッシはラスト18:15~の予定

 終演19:00
 前売2300円 当日2800円
【出演】
デ・オッシ
NDARICCA×NA.×アタカ
ひなたになった
一畳さえこ(rokujohitoma)
 
 ご予約はコチラまで
 

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■4月15日(水) umeda TRAD

 デ・オッシ presents
  フィエスタ・デ・縁日 [弐]

 開場18:00 開演19:00
 前売2500円 当日3000円(Drink別)

【ライブ】
デ・オッシ
高橋てつや
吉本篤央

【Food】
タルタルクラブ(京都)

【Shop】
idea of a joke(奈良)
キミトラ土器(大阪)
and more...
 
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