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2020年6月 1日 (月)

これからのライブは “気” のやりとりが増す

2/11のファンダンゴでのライブを最後に制作期間に入り、そのままコロナ問題が拡大し、四月の頭から入っていたライブ予定が以降すべて延期・中止となった。
たまたま以前より計画し、進めていたライブ配信の予定を早めてスタートしたのが、4/21。
そこから一ヶ月で12回、二曲ずつお届けするというライブ配信を行い、この四月末より投げ銭制での60分ライブ配信という形でようやく流れ的にもライブ的な形式に近づいてきた。
 
いや、近づける必要はもはやなく、“配信” は配信ならではの魅力があることを自分たちも、いつも観に来てくれている方々も感じてしまっただろう。
 
 
それと同時に、実際に同じ空間を共にし、真実そこで鳴っている音を波動として体で受け止められる “生” のライブの価値は、それを愛する者たちにとってはより高まっていることもまたたしかだと思う。
 
 
その二つの魅力と価値を感じた上で、現在ようやく会場でのライブ再開に向けて動き出しているところだ。
七月のライブから当初予定していた各所と話を詰めていっているところなのだが、いざ再開しようとなるとあらゆる面でまだまだ厳しい状況であることに直面する。
大阪府がライブハウスに向けて出したガイドラインなどを見ると、なかなか厳しい条件が書き並べられているのだ。
 
 
・施設内は原則着席、着席が難しい場合は、客同士の距離(できるだけ2mを目安に(最低1m))を確保。
・咳エチケット、飲食時以外はマスクの着用、手洗い・手指の消毒の徹底
・テーブル間は、飛沫感染予防のために透明なパーティションで区切るか、できるだけ2m(最低1m)以上の間隔を空けて、横並びで座れるように配置を工夫し、カウンター席は密着しないように席を1つ開けて空間を確保すること。
・横並びで座れない場合は、真正面の配置を避けるか、またはテーブル上に区切りの透明なパーティション(アクリル板等)を設けるなど工夫すること。 
・対面で販売を行う場合、透明アクリル板やビニールカーテンにより購買者との間を遮蔽するよう努めること。(チケットや物販)
・現金の取扱いをできるだけ減らすため、オンラインチケットの販売やキャッシュレス決済を推奨。
・入場時のチケットもぎりの際は、マスクや手袋を着用すること。
 
などなど…
感染防止のため、お互いの安全と、それ以上にマナー的な部分など気持ちの面はしっかりフォローしていかなければならないと思っている。
 
 
これからのライブはどんな様相になるのだろうと想像してみるのだが…
 
ステージから皆さんを見ると、全員マスクをしていて、大きな声で反応もできないのだから…
笑っているなどの表情や、会場のムードというものが感じられるのだろうか…

配信でみんなが得た楽しみ方とのギャップがより大きくなっていく。
配信はライブ中に心の声を言葉にして出せるという強み、それをずっとみんなで共有できるというおもしろさがある。
実際の生のライブではできないことだ。
 
しかし、これからまだしばらくはライブ会場では大きな声でも表情でもなかなか反応をもらえないかもしれないのだ。
 
 
しかし、実はあまり悲観的にはなっていない。
逆に、ちょっとそれはそれでワクワクしているところもある。

だって、声や表情をも越えたところで、心のやりとりをしなければならないのだ。
じゃぁ、そんなことはもう気にせず、ただ単に一方的に歌って演奏して、ハイ聴いて下さい、というものになるなら何もわざわざお互い時間と労力を割いて会場に集まることもない。
明確な反応を示す示さないということではなく、どんな形でも双方の何らかのエネルギーのやりとりがあるからこそ、生のライブというのは意味を成すものなんだと思う。
 
まず、その価値をこうしてあらためて理解できたことが非常に大きい。
 
 
そして、喜びや楽しさ、衝動や興奮を、声や表情ではなく、もはや “気” くらいのレベルでやり取りすることになるかもしれないのだ。
それはそれでとても魅力的じゃないか。
 
会場内をあらゆる気が、想念が、飛び交っている…
もしかしたらこれまで以上に場の熱量は増すかもしれない。
 
ニュータイプの時代がとうとう…
 
 
そういえば、自分たちはそれを一度、身を持って体験しているのだ。
 
 
2013年の7月、奈良の音声館にて。
ライブレコーディングではなく、小ホールでのレコーディングを限定60余名に観ていただくという試みだった。
 
Img_4778
 
実際にステージで生演奏をしているのだが、あくまでレコーディングだからフロアで観てくれている皆さんは声を押し殺し、気持ちだけで反応してくれている ━━━━
あの時の場のエネルギーは緊張感も相まって、なかなか体験のできない稀有さがあった。
 
これからのライブというものにおいては、レコーディングであるという無駄な緊張の面は不要で、楽しみの部分が増すわけだからなかなか魅力的なところもあるのではないか、と感じている。
 
 
と、ライブ自体にはこれまでとはまた違う楽しみも見出すことは可能だ。
 
あとは興行として成立するか、それを持続させていくことができるかが、この業界のこれからの大きな課題であるだろう。
例えば我々がよくワンマンをしている雲州堂のキャパシティでいえば、テーブルを出して食事もできる状態なら満席で40名くらい。
それを今後は半分の20名にしなければならない。
 
単純にこれまでの採算に合わせるならばチケット代を倍額にしなければいけない。
 
わざわざ時間を割いて足を運んでくれる方々に安易に負担をかけるようなことはしたくないので、どうすべきかということを悩んでいる。
かといって、こちらや店が負担して赤字を出していては続けていくことはできない。
趣味のライブで時々楽しみのためにやっているというのなら話は別だが、それを生業としている人間たちにとっては本当に死活問題である。
 
では、キャパの広い会場にすれば良いのではないのか、というと
会場が大きくなると会場費も人件費もどんどん増していく。
大きな会場で、しかも人数制限をしなければならないとなると、とても気合いだけではやっていけないことになる。
 
ホールでのオーケストラの公演など、今後どうなっていくのだろうか…
 
 
そして、これは大きな遠征費用のかからない、大阪や奈良といった地元での話だ。
これがツアーとなったらどうなるか。
今後しばらくは本当に遠征は厳しくなると思う。
 
 
多くの専門家の方々の意見では、この状況はあと三年は続くだろうということだ。
 
 
甘んじて受け入れている場合ではない。
 
 
本当に考えるべきときが来ている。
中には、別の道を選択する者もいるだろう。
そして、この道を進むなら、これまでのセオリーで続けていくことはまず不可能だろう。
 
何か、これまで以上の価値を見出せるチャンスでもあると思っている。
 
まだ何も見出せてはいないが、そうしないと到底成り立たないのだから、考えざるを得ないのだ。
 
 
きっと、魅力は増していく。
古い価値観や楽しみ方に固執する必要はない。
 
あとはそれをいかに継続していけるような方法、あるいは催す価値を考えられるか、だ。
 
 
あらゆる業種が、人が、試されているときだと思う。
 
 
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8/29(土) 大阪 雲州堂 で予定している CD発売記念ワンマン ですが
上記のように、現状ではこれまでの半数という人数制限での開催になる模様です。
なので、もう少し経過を見ながら、6月末の予定で先着順 (CD料金込み) でのご予約から受付を開始することを検討しています。
余裕をもってお知らせをしますので、Website・各種SNS、あるいはこちらをチェックしていただけると幸いです。
 
その時期の状況によっては緩和される可能性もありますし、ご予約形態も何種類か設けられるかもしれません。
しばらくお時間をいただきますが、ご予定いただける方はどうぞよろしくお願い致します。
 
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606
 
『デ・オッシの60分ライブ』 【投げ銭制】
6月 7,14日(日) 11:00am~
ご視聴は無料です。
楽しんでもらえたら 公式ネットショップ 「ドドイツ」 にて投げ銭をお願いします。
 
 
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『デ・オッシの60分ラジオ』
6月 4,11,18日(木) 21:00~
楽しいトーク番組始まります。
新アルバム・秘蔵音源かけます。
 
 
  ●共に Twitch にて。
 
 
詳しい “ご視聴方法” は コチラ にて
 

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