« 自分が現時点で真実だと思っていることはもしかしたら違うかもしれない | トップページ | ここは天国かな? ~GW3デイズ~ »

2022年3月27日 (日)

あなたと私の体を通じて作り上げた音、そんなワンマンでした

馬酔木の花が咲く時節に開催できることになった、奈良は高畑の素敵な喫茶店 「ろくさろん」 での デ・オッシ ワンマン
神のまにまに、木漏れ日のサロンにて」 と題したにもかかわらず、あいにくの雨となってしまったこの日。
ご来場の皆さんには道中ご苦労をおかけしてしまいましたが、これはこれで風情ある色彩の中での掛け替えのない一日となりました。
 
自分たち自身、機材搬入時にびしょ濡れになってしまうような状況でしたが、今から思えばそんなこともあの日の喜びを作る要因になっていたのかも…
などと思えるのは、やはり結果論に過ぎないのでしょうか。
 
 
これまでも散策の合間に、あるいは友人・知人のライブを観に、長年よく訪れていた 「ろくさろん」。
大好きな店ではあったし、いつかここでのライブを皆さんに観て欲しいなぁ… とは常々思ってはいたけれど、何故かガツガツと決めてしまいたいとは思わなかったんだよな。
この町も、このお店も、どこか自分の中で特別感を抱いていたような気がします。
 
 
さて、そんな 「ろくさろん」 でのワンマンですが
久々に、スタッフなし・オペなし、の完全にデ・オッシ二人だけでのセッティング&サウンドチェック。
日頃携わってくれる関係者の皆さんにはいつも感謝してやまないけれど、こういう時は改めてそのありがたさを感じるね。
 
店内のアチラに行ったりコチラに行ったり… 何とか開場までにセッティング完了。
その頃合いに、この日の受付や店内業務をお気持ちひとつで担ってくださる三馬先生ご夫妻が到着。
数年前の大安寺でのライブに続いてお力を貸していただき… もう本当に恐縮至極&大感謝。
 
そして、ここ 「ろくさろん」 のご夫妻も本当に上品で魅力的で、しかもとても愉快なお二人なんです。
 
そんな方々に見守られての開催だったからこそ、ずっと穏やかに楽しく過ごさせてもらえたのだろうか、と。
 
 
あれよあれよという間に開場。
開演に先立って、自分自身も大好きなここのチーズケーキを皆さんにも楽しんでいただきました。
 
 
そして、始まったデ・オッシのワンマン。
 
Img_3772
 
 
Img_3768
 
音を出して歌い出した瞬間、サウンドチェック時との大きな差異を感じてしまったけれど、まぁそういうことは想定済みではある。
とはいえ、満席となった状況で音の響き方、吸収のされ方があまりにも変わってしまっていたので調整は必須。
この日は前述の通りオペ無しだったのですぐに対処することはできず、最初の二曲ほどで皆さんと確認し合いながら調整。
(客人として見に来てくれていたEVANSの石田君の力も借りつつ)
ある意味、こういったお店での、こういった規模ならではのライブ運び。
 
また、グランドピアノと三味線は完全に生音、その他の楽器もそもそも生楽器である。
なので、当然ながら生音のものに合わせてすべてを調整。
PA機器はあくまでサポートにすぎない。
そこからは自分たちの耳と感覚、あるいは奏で方、歌い方で自然に調整していくことが第一。
 
そして、ライブ中にも冗談交じりに話をしていたけれど…
聴いてくれている皆さんの聴覚のチューニングも、実はとても大きな要素であるのは間違いない事実なのだ。
 
Img_3767
 
 
大ホールなどでクラシックピアノのコンサートなどを聴きに行くと、だいたい最初はピアノの音は小さく聞こえるもの。
そりゃあ、こんな大きな会場で、フルコンとはいえ生音のピアノ一台で奏でているんだから… なんて思ったりするのだが、いつの間にかステージがスピーカーと化したように響き出し、会場全体が鳴っていることに気付くことがよくある。
それは、弾き込まれていくことで楽器自体が鳴るようになっていくことも当然あるし、奏者が響かせ方を体現できていっていることももちろんなのだけど、実はそれを味わっている自分たちの聴覚のチューニングが合っていっていることも大きいと思う。
 
「ろくさろん」 は決して大きな会場ではないけれど、この空間自体が響きを作っていることは間違いないので、奏でる側と聴く側それぞれの、あるいは双方お互いのチューニングが大きな要因となる。
 
Img_3770
 
最初の二曲以降は一切セッティングを変えていないのに、第一部を通してもだんだんとそのチューニングがあってきていることが、体感として何となくわかる。
 
第二部ではもう違和感はなくなり、後半においては自分の体から出ているサウンドが、聴いていてくれる方々の体を通して返ってくるものを感じているような…
後から思えば、ではあるが、そんな気持ちにさせてもらえるくらいだった。
 
 
それは期待に満ちた思い込み、あるいは錯覚なのかもしれないけれど、ただ、あの時、あの会場にいた自分たちと皆さんで音場をチューニングしていたこと、それは間違いないでしょう。
それが何だかとてつもなく魅力的で幸福な時間だったな、と思います。
 
共に作り上げた、二度とない時間・空間。
 
楽しい時間を演出するのはこちらの役割、努力ではあるけれど、ライブというものはただ一方通行で成立するものでもない。
そういう意味でも、いつもと同じようで、やはりあの日にしかない、まさに掛け替えのない一日だったな、と自分自身は思っています。
 
Img_3785
 
貴重な時間をご一緒してくれた皆さん、共にチューニングをしながら音を作ってくれた皆さん、改めてありがとうございました。
現場で生の体験をする、というのは本当に魅力的なことだと思います。
そこだけはまだバーチャルでは味わえないもの。
 
 
そういう時間をまたこれからもたくさん共有させてもらえたら嬉しいな、と心から思います。
 
 
2022.3.26(土) 奈良 ろくさろん
 
第一部
1. ソラの世界
2. 帰るべき場所
3. inst.~ 万華鏡
4. 深吉野の声
5. 淡い光
6. inst.~ 西を目指して
7. 見知らぬ町
8. 出口のない町、あるいは終わりのない回廊
9. 解夏
10. 雨間 (とるこソロ)
 
第二部
1. Lágrima ~涙~ / F.Tárrega (喜多寧ソロ)
2. Gnossiennes No.1 / E.Satie
3. 永遠の妄想
4. すすきに隠れて
5. 惜別の歌
6. 聴色 ~ゆるしいろ~
7. 虹祭 ~にじまつり~
8. 雨奇晴好
9. 馬酔木の花
10. 輪廻の郷
 
encore この道
 
Img_3766
 

-------------------------------

 
さて、その二日前は東吉野村へ。
関係者向けの映像試写会で、我々デ・オッシが東吉野の景色や歴史を想って作った 「深吉野の声」「帰るベき場所」、それにプラス 「虹祭 ~にじまつり~」 の三曲を演奏して参りました。
 
 
Img_3726
 
鷲家口から川を渡り 人知れず奥山へ ♪
 
 
Img_3729
 
Img_3733
 
村役場に隣接する素敵なホールにて。
 
Photo_20220327234201
 
 
他の吉野の村とはまた違う山の壮大さ、美しさがあり
そこかしこに、素敵だなぁ… と思う風情が漂っていました。
 
Img_3734
 
Fomemfkviaavpom
 
また是非訪れたい場所です。
 
 
Img_3745
 
またこの村ならではの食材が最高で、おもてなしがすごいのだ。
 
いつか、ここで聴いてもらえることを願って。

 
-------------------------------
 
Evans4
 
Photo_20220321022801
 
-------------------------------
 
Tour
影絵:影絵師SAKURAさん
 
  二年半ぶりの東へのツアーも決定!
 
~デ・オッシ Tour 2022 『新しい夜明け』~
 
■5月13日(金) 東京高円寺 Stax Fred
 ふれでりっひ書院 × デ・オッシ
 『音楽会は雲の上(まだ仮)』
 開場19:00 開演19:30
 3,000円(Drink別)
  ご予約
 
■5月14日(土) 静岡 UHU
 丸山研二郎&原口朋丈 × デ・オッシ
 「おとぎばなしの夜明け」
 開場18:30 開演19:30
 前売2500円 当日3000円(Drink別)
  ご予約
 
■5月15日(日) 浜松 ZOOT HORN ROLLO 2F
 開場15:30 開演16:00 終了19:00頃
 2,500円(Drink別)
 出演:デ・オッシ,ピロヂ半ズボン,菅原真代
  ご予約
 
■5月16日(月) 名古屋 BAR Strega
 デ・オッシ ワンマン 【満席御礼】
 開場19:00 開演20:00
 予約制 2,500円(TableCharge込/Drink別)
 
 
大好きな町へ、大好きな人たちに会いに参ります。
 
---------------------------------------
 
詳しくは  de-ossi.com  にて
 
 

« 自分が現時点で真実だと思っていることはもしかしたら違うかもしれない | トップページ | ここは天国かな? ~GW3デイズ~ »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 自分が現時点で真実だと思っていることはもしかしたら違うかもしれない | トップページ | ここは天国かな? ~GW3デイズ~ »

フォト
無料ブログはココログ